たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
乙女系アニメの需要
声優ブームや「萌え系」アニメに台頭した「乙女系」アニメはとりわけ2010年代以降に花咲いた。池袋のアニメイトイベントや各劇場でのアニメ系ミュージカル公演の興行は軒並み上がったと聞く。
作品も「うたのプリンス様」から始まり、「Free!」「おそ松さん」などエポック・メイキングな作品は多い。
少年ジャンプの読者は今や女性層に支えられていることをしっているだろうか?絵柄も筋肉質で熱血なイメージは鳴りを潜めて、しなやかな流線型の細い線を多用したスタイリッシュな作品が増えたのもここ10年くらいの話である。
それと引き換えに男性の読者層は最近ブームのアメコミ映画に動いた気がする。アメコミが月間で何冊も出版されるようになったのはここ最近の話だし、そういったマニアックな邦訳アメコミを買う層も社会人の男性客だと邦訳編集者から聞いた。(僕もその一人だが。。)
しかし、そこにあるのは「オタク」と呼ばれる人達の分断であり、特に女性オタクと男性オタクの普段観ている作品の乖離が激しい。
まあ、同性同士でも「アイドルオタク」と「ミリタリーオタク」が意気投合するかと聞かれたら疑問が出るが、要は昔の時代のように「みんなが見ているコンテンツ」は消えたに等しい。
こういったアニメも幅の狭く濃い層に受けるだけでその広がりは全くないだろう。