柚稀 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
流れる季節・流れる時間…キミの姿を追い続けて。
秒速5センチメートル。
桜の花びらがひらひらと舞い落ちる速さ。
…はてまた隣にいるキミの髪に触れるまでの速さか
…それともキミのココロに触れるまでの速さなのか。
約1時間の物語。
季節をキラキラと感じることのできる物語。
主人公が小学生から社会人になるまでの
忘れることのない気持ちと
止められない時間の流れを
変わる現実を
3つの物語で紡いでいく。
-それが恋だとは知らなかった。
たとえどんなに距離が遠くても、
不安で胸がいっぱいになったとしても、
…どれだけの時間をかけてでも、キミに逢いたかった。
第1話:桜花抄
-アナタはいつでも優しくて。
そんなアナタが大好きで。
たとえそのココロに映るのが私でなかったとしても、
私はアナタが大好きで仕方がないのだから…。
第2話:コスモナウト
-僕はキミを忘れられない。
息継ぐ間もない日常。他の誰かでは埋められないココロ。
キミに逢えるのだろうか、あとどれくらい進めばキミに逢えるのだろうか。
流れる時間。
取り戻すことの出来ないあの日のキミの温もり…。
第3話:秒速5センチメートル
“初恋は実らないもの”なんて言ったりしますが、
この物語を観たらきっと、みんな何かしらの思い出が脳裏に浮かぶのではないでしょうか?(*´∇`*)
大方、切ないピュア♥ラヴ♥ストーリー♪なのでは?ww(・∀・)ニヤリ
そんなこんなwを思い出し、
観終わった暁には、
何だか言い知れぬ“セツナサ”
がじんわりとココロに残ります。
主題歌の
One more time, One more chance
がまたじんわりとココロに響きます。
“いつでも捜しているよ。
どっかに君の姿を。
向かいのホーム。路地裏の窓。
こんなとこにいるはずもないのに。”
-互いの距離と共に歩めなくなった時間は
それぞれの想いを変えてしまうには充分であったのでしょう。
秒速5センチメートルの速さで届く場所に、
身体もココロでさえも居なくなってしまったのだから…。