柚稀 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
見た目はキュート(?)な装いw 開けてみたらそこには…
-僕が“ねこぢる”を知ったのは
彼女が逝ってしまった後の話。
“ねこぢるうどん”という漫画を手に取るまで、
存在も何も知りませんでした。
当時、僕は中学生だったのだと思いますが、
何でこの本を買ったのか、
動機がさっぱし思いあたりません。
“表紙のねこが可愛かったから”かも知れないし、
“誰かに勧められた”のかも知れない。
ただ、衝撃を受けたのは間違いなく。
いや…衝撃は衝撃でも、Σ(゚д゚;)!! ←こんな感じの衝撃というワケではなくて。
ナニカを感じ取ろうとか、
ねこぢるの言いたかったことはナニカ、とか、
考えるだけムダ(かどうかは人それぞれですがw)
そんな摩訶不思議な彼女の頭のなかの世界。
-理解なんて到底僕にはできなかった。
当然、あれから〇年経ち、ねこぢる草を観終わった後も
わからんものはわかりません。
可愛い見た目からは想像し難い、
グロ表現が注目されがちなこの作品。
(漫画のほうがもっとグロかった気が)
手が取れようが、
ブツ切りになろうが、
其れが生きようが死のうが、
表情ひとつ変えない“にゃーこ”と“にゃん太”の
姉弟。
セリフは無いと言ってもいいと思います。
映像とBGM。
たまに出る吹き出しから、
めくるめく変わる状況を汲み取るしかありません。
とりあえずぐるっと2周してみたりしたのですが、
ちょっと鬱な気分です。
かなりの割合で観るひとを選ぶことは間違いなく。
残酷で鬱でグロはちょっと…な方は回れー右っ!!です。
30分で観終わるOVAだからと迂闊に足を踏み込むと、
ねこぢる-彼女の夢の世界-への底のない闇に足を取られるかもしれません…。
…なんつってw
…アニメの動くにゃん太の足音の可愛いさ♪
…油揚げの数の謎。
とりあえず、懐かしさに駆られたので、実家においてけぼりにしてきた“ねこぢるうどん”を読み返したいと思います。