anikorepon さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
すげー!
改めて、サブスクで視聴。
良い時代になったものだ。
水星の魔女繋がりでなんとなく見始めてしまった。
昔、再放送で見た記憶と改めて見た印象は随分違いがあった。
こんな話あったかな?というのもあり(実際見ていないのかも)
もしかしたら、劇場版の印象が強く残っているのかな。
ロシアとウクライナのニュースを見ていると、国家間の総力戦というのは今も昔も、未来になっても変わらない共通点があるものなんだな。
ガンダムは戦中に生きた人たちによって作られた作品だけあって、戦争に対する説得力が妙に高い気がする。
(当時の戦争映画などの影響もあるのかもしれないが)
冒頭から大気圏突入までは今の時代に見てもテンポの良い展開とリアルな感じの戦争描写。
目の前で避難民の集団に流れ弾が落ちてみんな死んでしまう。
その中には幼馴染の家族(近所のおばちゃんたち)も含まれる。
そりゃあ、「やろう!ぶっ殺してやる!」ってなる気も分かる。(そんなセリフはない)
そのまま流れるように新型を追うシャアと逃げるホワイトベース。
息つく暇もない展開。
語り出したらキリがない戦争逸話。
ニュータイプという主人公の強さに説得力を持たせる高いエンターテイメント性。
詳しいことはきっと誰かが書いていたり、色々と資料があるのでしょうが、その辺はよく知らないので上記の内容は思ったことを書いているだけですので悪しからず。
それにしても、
安彦氏の作画は当時の技術で色をつけると魅力半減以下になってしまうのが惜しい。
それでも魅力的な絵は今でも圧倒的だ。(ヨレヨレの作画がいっぱいあるのも時代の産物だろう)
シャアの声はやたらに偉そうで、池田氏以外に誰も演じることはできないだろう。
そして、どいつもこいつも永井一郎氏。(すごいな)
昔は同じ声の人が演じているなんて気づかなかったよ。
そりゃあ、当時の人たちにブッ刺さり、「俺もこんなの作ってみたい!」と思うアニメ作家たちがたくさん現れても不思議ではない、画期的な作品だ。