木村天祐 さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ラブとコメディー以外形容する言葉が見当たらないアニメ
想像を超えて面白かったですね。
見終わって思いましたが、ラブコメの中のラブコメだと思います。
コメディーとラブ以外にこの作品を表現できません。
少女漫画みたいな変なタメとか心理描写もないし、そもそもキャラクターの設定自体がラブコメするために用意された設定だと思いますね。
主人公が極道の親分の息子なんですが、メインヒロインの千棘もマフィアのボスの娘なんです。これだけで理解できると思いますが、「ニセ"コイ"」って名前で恋愛モノだってわかってるんだから、ドタバタコメディーするための設定だってわかりますよね。追加ヒロインなんか半分以上ヤクザ関連で接点がある娘ばかりでしたし、主人公の料理がうまい設定もヒロインとお近づきになるためのスキルでしたし、主人公の悪友なんかも存在自体が視聴者の間を持たせるためのザ・脇役って感じでした。もう設定自体がラブコメするために生まれてきたんだなと思います。
声優も豪華、作画良し、音楽良し。さすが天下のジャンプですね。
惜しむらくは原作がラストをうまく描ききれなかったことですが、まあ、アニメには関係ないです。原作は私が思うに、少し原作者が設定に助けられて楽しすぎたんだと思いますね。勝手にキャラクターが踊りだして話が出来上がってたけど、いざ終わらせる時に話をうまく畳める力がなかった。
アニメは私はオススメですね。