ポトフの味噌煮 さんの感想・評価
4.1
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
評価下方修正。まことに残念
まずはレビュー初版をどうぞ。
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まだ放送中なので、今後さらに面白くなるのか、期待を裏切られるのか。
そこは何ともわかりませんが、5月現在で断トツトップ(脳内)の作品です。
1話冒頭を見たときは、「航空自衛隊に憧れる少女の青春(略」と勝手に結論づけようとしていました。
「こういうノリ、あんまり好きじゃないんだよね」とつぶやきながら、物語半分くらいで停止ボタン押そうかな、と思っていました。
謝ります。
すんませんでした。
全てが想像の斜め上を行ってました。
世界設定が、何をどうしたらこんな発想できるんだ、というくらいぶっ飛んでいますし。
会話、演出のテンポは見事ですし。
シュールなエンディングも大好きですが、OPの「ダサい」ゴシック体使いも「分かってらっしゃる」感満載で最高です。
大げさ抜きに、これがあるから仕事のストレスを耐えられる、というほどの依存っぷり。
こういう傑作にぶち当たるから、我々は新番組をせっせと録画して観ているのです。
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では、レビュー改。
結論。
凡作どまりでした。
まず、誰でも飲み込んでもらえるスーツ、の登場がありえません。
もし小学生に、「ご都合主義って、何?」と聞かれたら、「こういうことだよ」と分かりやすい例として挙げたいと思います。
それくらい、「ザ・ご都合」。
だって、誰でもOTFに飲み込んでもらえるんだったら、初期設定もDパイの存在意義も何も関係なくなってしまいます。
そして、巫女の登場あたりから話が無駄に壮大になり、ついていけませんでした。
少なくとも、僕の好きな「ひそまそ」は消えて行きました。
特に最終話は、そもそも意味がよくわかりません。
「何かを犠牲にしなきゃダメなんだ!」→「そんなのイヤ! どちらもとる!」
…こういう作品、たくさん見た気がします。
正直、ひどい落とし所だなと思うことが大半ですが、まさか「ひそまそ」がそんな暗黒面に陥るとは。
ショックです。
あと。
棗役の大根ぶりが、興を著しく削いだのは確かです。
歌は良かった、歌は。
じゃあ歌で頑張ればいいのです。
未だにまかり通るゴリ押しキャスティングに、またもため息です。
というわけで。
残念の一言。
中盤までは最高だったのに…
世の中、ままならんですね。