「遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENTSIONS(アニメ映画)」

総合得点
70.1
感想・評価
70
棚に入れた
336
ランキング
1647
★★★★★ 4.1 (70)
物語
3.9
作画
4.3
声優
4.2
音楽
4.0
キャラ
4.3

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ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

一世を風靡した世界的人気のある「ゲーム系」アニメ

「遊戯王」のカードゲームは一時期の売上高は全世界で600億以上と言われ、連載が終わって以降もアニメが続く程の大産業である。それは原作者の年収が海外の長者番付に名を連ねるクラスである。漫画の売上よりカードの売上の方が何十倍も儲かったという珍しいケースである。

原作は当初、カードゲームだけでなく「TVゲーム」や「ボードゲーム」などでも対決する「ゲーム」と名のつくものは全て挑戦する本当に「ゲーム」漫画だったが、おもちゃ会社と提携するようになってからはカードゲーム一本に絞りフランチャイズで大儲けすることになる。

さて、そんな経緯もあって今回の映画は久々に武藤遊戯を含むオリジナルキャラクター達で構成され、オリジナルの声優(といっても実際には二代目なのだが。。)を連れてきて昔懐かしの雰囲気で作っているのだが内容は本当に子供だましレベルである。

遊戯王の最初の世代は少なくとも既に20代後半のよい大人であり、既に子供がいる人も多いと思う。

ジャンプ作品でも「北斗の拳」や「スラムダンク」などは青年向けの要素を含むので今作っても大人が見ても楽しめる作品になるが、「遊戯王」は未だにインフレしたカードバトルを主軸においているので、当たり前だが話が一篇調子である。

「遊戯王」は「ワンピース」や「NARUTO」などのアクションヒーローではなく「ポケットモンスター」や「デジモン」的な文系オタクヒーローであり、己の身体を使わずに戦うのは配下にいるモンスターたちである。しかも、「カイジ」や「賭ケグルイ」のような心理戦や相手との駆け引きがないので非常に退屈極まりない構成になる。

本当にただ「遊戯王」が好きな人は良いだろうが、大の大人が映画館に行ってまじまじと観るような映画では決してない。ましてや、最近の遊戯王シリーズを見ているお子様には登場人物を含めて古臭くて大人しく見てはいられないであろう。どっちつかずである。

投稿 : 2020/01/19
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サンキュー:

3

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