まにわに さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
落語で歩む芸能史
5話~7話: {netabare}
5話: {netabare}やや時間が前後するが、親子会に向けて期待と不安の文脈。
与太の落語は、我がないのではなく、我を秘めているのを、背の彫り物を仕上げることで表す。
とはいえ、我を出さなければ客に響かないというのもわかるので、それが試される場だったはずだが、答えを先送りにする展開。{/netabare}
居残りの下げ: {netabare}わからないので調べたが、わかりにくいのはわかりにくいらしい。
これを、どうなるかわからない八雲の容態に掛けたか。与太の落語の見通しにも掛かっているのか。
あるいは、今まさにおこわに掛けつつあるか。{/netabare}
7話: {netabare}打ち明け話を聞く資格という意味で、樋口がみよ吉を知っているのは大きい。与太が助六、松田が八雲、樋口がみよ吉というバランスはよくできている。
小夏にとっての芝浜もあったことになる。{/netabare}
{netabare}落語が楽しい。だから、やってる方が楽しくなければ、見てる方にも楽しさが伝わらない、とか言いそうなところ。反魂でいうと、魂を注いで魂で返ってくるみたいな。
これが八雲だと、落語で返ってくるのが亡霊だから、何のために落語をしているのか逆接を生む。そこが問われる展開にもなっているが、前作を丸々使って謎なことに、答えを示すのは簡単ではない。{/netabare}
{/netabare}