01oinaris さんの感想・評価
4.1
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
私を泣かせた5作目のアニメ…青春どストライク(遠い目…涙)
小生が大学生だったころ、ちょうどこの18禁ゲームが流行っていたなぁ…
と思ってふと視聴してみたら、もう…私の青春どストライクの時代設定やないですか!
1998年度版の大学赤本、携帯は所持者と不所持者の混在期、当然携帯電話って電話するための物(メール機能はまだない)、画面は液晶ドットのモノクロ。
そして主人公・孝之の性格が…小生にそっくりすぎて…汗。
優柔不断なところ…周りを気遣うあまりなかなか決断できないところ…
(優しさの裏返しなんだけどね…その気持ち良く分かる!)
全ての責任を自分で背負い込もうとするところ…
もし自分が主人公だったらこうするだろうなぁ…と思って見ていたら、やっぱり孝之も同じことしてるし。
そのおかげで世界観に没入してしまいました。
物語は高校生4人の友人関係から始まる。孝之は親友・慎二と、快活な同級生・水月、臆病な同級生・遥といつもふざけあって帰る仲。
実は遥は孝之のことが前から好き。でも臆病なのでなかなか口に出せない。
見かねた水月の計らいで、遥はついに孝之に告白、二人は恋人関係に…
孝之とは最初はギクシャクしてたけど、だんだんいい感じの恋人関係になってくる。
そんな日常がずっと続くものだと思っていた…あの日までは。
ネタバレになるからこれ以上は書きません。私は…最後のシーンで思わず泣きました。
もともと私の涙腺は硬いほうです。アニメやドラマ、映画で泣くことは滅多にありません。
泣いたのはめぞん一刻(ラスト3話)・Clannad(最終話)・Clannad AS(最終話)・あの花(ED曲の入り方がうまくて。でも最終話では全く泣けず)だけでした。
だけど本作は…5作目の「私の涙腺刺激アニメ」として刻まれました。
もう…{netabare}あの絵本は反則ですよ!{/netabare}
あぁ…これが「君の望む永遠」だったんだね…涙
純朴な高校生が、恋をして、葛藤を乗り越えて、少し大人になって、社会に一歩を踏み出す。
時間は止まらない。あの頃にはもう戻ることはできない。
でもあの時の思い出は永遠に変わらない。さらば青春の日々…
全体的に少し暗めのストーリー展開ですが、時折出てくる「あいつら」のおバカさに少しほっこり癒されます。そう、あゆまゆコンビ。スカイテンプルの核弾頭娘。
「殿!殿中ですぞ!」
「おまえなんか、ネコの{netabare}ウンコ踏め〜!!{/netabare}」
この言葉になぜか癒される自分…(天然好き兼ツンデレ好き)
そこまで有名ではない本作ですが、間違いなく「隠れた名作」のひとつです。
ちなみに本作の後、Next Seasonとして本作の最終話からのパラレルワールドもあるのですが、こちらもGood。興味がある人は是非!