たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ゴジラの名前に埋もれている気がするが
本編の重要なネタバレになりますので読むときはご注意を!!!
ゴジラアニメ映画第2作目。脚本の虚淵玄さんや監督は続投。制作は3DCGアニメでお馴染みのポリゴンピクチュアズ。
さて内容ですが、1作目のラストで地球上にまさかの新人類が現れたと思ったら、独自の鱗粉や昆虫から進化をしたとか。。。双子の美少女ってモスラしかいないでしょう。
正直言ってゴジラの冠を借りている以上、無理に設定をいじる訳にはいかないようなので苦心している感じが全体を通して感じました。
あと、メカゴジラとゴジラの壮絶な死闘を期待していましたが、まさかの異星人が残した「ナノメタル」メカゴジラが勝手に増殖して作られた「決戦都市」そのものが武装で、300mもの巨大ゴジラとどう戦うのかと思いきや。。作戦そのものは1作目の焼きましなんてそりゃあいくらなんでもないんじゃないですか。。。虚ブチさん。。折角史上最大の巨大なゴジラを出したのになんというか。。。芸がないですよ。。これじゃスケールアップしたのではなくてただ単にデカくなっただけでしょ。。
後やっぱり3作目のラストは「怪獣総進撃」でシメるんですね。。
「東宝」が頭につくのでやはりそれまでのゴジラ映画の踏襲しかできない感じが辛いのと、虚ブチさんらしい衒学的な引用(文明批判、ニーチェ、デカルトや詩)が多いですが、そんなに深くありません。だって怪獣総進撃なんだから。
3作目にキングギドラやモスラを出すのは結構ですが、今度のハリウッド版ゴジラが「怪獣総進撃」のリメイクなんですよ。。虚淵さん。。丸被りじゃないですか。。。もっとアニメ独自の展開を期待していたので残念でした。
作画も綺麗ですし迫力ありますが平均的です。