蒼い✨️ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
若月美鈴先生が好きですよ。
アニメーション制作:LIDENFILMS
2013年4月 - 6月に放映された全12話のTVアニメであり、1話あたり4分間のショートアニメ。
原作は、“ニコニコ静画”出身で『月刊少年エース』などで連載されていた四コマ漫画作品。
作者は、茶麻。監督は中村亮介。
【概要/あらすじ】
天谷 奏香(あまや かなか)… 面白いことを言おうとするウザめなムードメーカー?トラブルメーカー?
岩沢 彩生(いわさわ さき)… 背が高くて金髪に染めてる。ぶっきらぼうでボーイッシュな性格。ツッコミ担当。
上原 歩子(うえはら あゆこ)… 小学生と間違えられるぐらい背が低い。大人しめな性格。
奏香と彩生が高校入学を機に歩子と知り合って、出席番号順で席がくっついてる彼女ら女子高生3人を中心とした、
高校生活のワンショットが目的も無く流れていくというアニメ。他にもクラスメイトや先生たちなどが登場。
【感想】
原作は、ちょびっとだけ拝読。原作と比較すると過剰にならない程度に女の子たち皆が可愛くなってる!
ジャンルは日常系ではあるが、本当に何も起こらない。
本編に1秒も登場しない蟹推しのOPが意味不明。
OP1分+Aパート終了が3分ちょっと+3分目でイントロスタートで、EDが1分近く4分きっかりまで流れる。
(ED曲の後半にかぶせて15秒間のBパートを兼ねる)それで、4分間中の本編は2分20秒。
そして配信版やBDでは更には1分30秒間のEDアニメその2が追加ということで、
5分30秒の間に本編が2分20秒しかないという。
歌の合間に本編があるという感じで何とも食い足りないアニメ。
若さが羨ましい女子高生のスカートのヒラヒラ具合から伸びる脚のラインの描写へのコダワリがある。
派手なアクションはなく地味ながらも身体のパーツや衣服の動きがやたら細かい。
そして、リアリティを捨てて水彩画の柔らかいタッチで描かれた背景は秀逸であり心を和ませてくれる。
瑞々しく描かれたアニメ版の女の子らの動く姿は間違い無しに可愛い。
だが、毎度毎度に観てて気持ちのエンジンがかかる前にED曲が始まってしまい、
何とも煮え切らない気持ちだけが残される。とにかく放送枠が短すぎるのが良くないと思う。
お店で注文した料理をゆっくり味わっていたいのに、途中で強制的に皿を下げられてしまうような感覚に近い。
せめて、『おくさまが生徒会長!』みたいに8分間は欲しかったかも。
田村ゆかりが演じる若月美鈴先生が個人的にはストライクだったりと、
主役格の3人以外にもキャラの魅力のポテンシャルが十分にあったはずだが尺が短すぎるから、
脇キャラが出番を与えられて喋ってもすぐに、『ハイ!オシマイ!!』と不完全燃焼で食い足りない!
もっと、いろんなキャラのいろんな姿を観てみたかったのが不満ポイント。
もっとも、原作自体がそんなに面白くもないからアニメの尺が増えても良くなるという確信が持てないのだが。
ただの雰囲気アニメで終わってしまって残念かな?というのが全話を視聴終了して思った偽らざるところであった。
が、原作をちょっと読んだ上で作画と雰囲気がぐっと良くなってる分、そこだけでも楽しめれば良いかもしれないと思った。
これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。