「劇場版『Fate/stay night Heaven’s Feel』 第一章(アニメ映画)」

総合得点
83.3
感想・評価
566
棚に入れた
3306
ランキング
331
★★★★★ 4.2 (566)
物語
4.1
作画
4.5
声優
4.2
音楽
4.2
キャラ
4.2

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DEIMOS さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

21世紀最大のヒット作品、第3ルートのアニメ化。

Fate/stay nightは、21世紀最大のヒットコンテンツと言っても間違いないだろう。思えば、2003年、大学1年生の時にPCゲーム「Fate/stay night」に受けた衝撃を私は永遠に忘れない。その時、アダルトゲームの本作を、「これは、ドラゴンボール並みの素晴らしい作品だ!」と言ったら、周りの人間に冷ややかな目線で見られたこともまた、記憶に強く残っている。

が、蓋を開けてみれば、あれから15年、Fateは、様々なスピンオフ作品が作られ続け、ついに、正規3ルート全てがアニメ化されるほどの、大大大ヒットコンテンツとなった。18歳の私が受けた衝撃は、本物だったのだ。PCゲームでは、異なるシナリオの複数ルートが用意されるのが当たり前だったが、それが全てアニメ化されるというのは前代未聞だ。

Fateの魅力は改めて語るまでもないが、要すれば、バトルものの集大成、といえるだろう。ヒーローになりたい少年、あらゆる願いを叶える聖杯に託す夢、緊張感が漂うバトルロワイヤル、英霊とマスターの絆、英霊と武器と魔術が織りなすファンタジーと史実の融合、度々の過去の回想などなど、過去の作品に見られた「いいとこ」どりを高度に実現した。

セイバールートは、ディーンのテレビアニメ、凛ルートは、ufotableのテレビアニメ、そして、本作桜ルートはufotableによる劇場作品。3回目とあって、過去作と重複する部分は、大胆にダイジェスト化してカットしたのはむしろ良いこと。第一部の最大の見所は、ランサーとアサシンのバトルシーン。これまでの脇役っぷりを取り返すようなアサシンの活躍(笑。鳥肌必死。

作画の美しさの点では、業界トップクラスだろう。日本が世界に誇るべき水準と言っていい。
第2部以降も楽しみだ。

投稿 : 2018/05/17
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サンキュー:

5

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