あぱぱ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
歌って何か動くものなのだろうか?
視聴回数 全話2回くらい
初期作マクロスから継続作品ということで鑑賞しました。
私はマックスとミリアに対して思い入れがあったので、この物語を鑑賞して微妙な違和感を感じました。
登場人物のBAND「ファイアーボンバー」は4人組。
これまでの作品通り「歌」がテーマの物語です。
{netabare}本作の熱気バサラは、敵とかそういう対象と関係なく「自分の歌で何かが動かせられる」という信念だけで歌い続けます。
さすがに話の最初の頃では、何のために歌っているのか理解しづらい。本作が終わっても本当に何のために歌っていたのか、本質は視聴者が想像するしかありません。(人であったり山であったり、敵であったりと、バサラが動かしたいと思う対象物すべて)
私の想像なのですが、動かしたかったのはバサラ自身と相手の「心」と解釈しています。
ひとつだけ言えることが、始終バサラは歌を聴かせるために行動が強引な点は変わりなかったです。{/netabare}
音楽はBANDがテーマですので、熱気バサラが歌うのはハードロック調。ミレーヌが歌うのはポップス調。オープニング&エンディング曲どちらもイイ曲が多数あります。
「けいおん」のアルバムみたいに、1BANDアルバムとして聴いてみるのも、ありだと思います。
初期作のような大人のムードを期待する方には肩透かしな作品かもしれないですが、信念とか情熱といった「感情物語」を感じながら鑑賞するには良い作品だと思います。
個人的には本編さえ見ていれば、OVAダイナマイト7が好みです。