「ウマ娘 プリティーダービー(TVアニメ動画)」

総合得点
83.2
感想・評価
813
棚に入れた
2804
ランキング
333
★★★★☆ 3.8 (813)
物語
3.8
作画
3.8
声優
3.8
音楽
3.8
キャラ
3.9

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天啓 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ウマネタ満載 以外と熱い 学園スポコン

1997年~1998年にデビューした 史上最強世代と謳われた
競走馬の中の1頭 スペシャルウイーク号を主人公として
どういうわけか女子高生に擬人化したアニメ

ゲーム原作という人が多いが
ちょっと違和感がある
何故なら まだゲームがリリースされていない
ゲームは育成ゲームなので、プレーヤーの馬の選択や、育成でストーリーは
変わってくるはずだから
基本自分の好きな声優の歌を聞くため、その声優が担当するウマ娘を調教、育成してレースに勝利させ、ウイニングライブで歌わせるというシステム
よって60頭以上が登録されているが、すべて持ち歌があることになる
現在のところ、36頭分36曲は確認できているが、後はどうなるのか不明
ゲームリリースが予定より大幅(1年以上)遅れているのも
石原Pが後から後からウマ娘を増やしたからだという説がある

前置きはこのくらいにして

7話まで見ての感想
基本史実に沿ってストーリーは進んでいる
(一部競馬ファンのために実際には出走していないエルコンドルパサーを
天皇賞でスペと戦わせたりしているが)

そしてキャラだが、かなり凝っている
実際の馬の性格や、見た目も極力本物の特徴を出そうとしているのが良く判る
スペの勝負服 白ベースに紫のデザインは武豊がこの馬に騎乗したいたときのデザインから来ているし
ゴールドシップのやんちゃいたずら好きな性格、
グラスワンダーの大人しい性格や頭のひし形の白い模様の中のドット抜け
の部分や、スペ、グラスとも両足の色違いなどなど
もちろんスペの生い立ちに至るまで、史実に沿っている
(生まれてすぐに母馬キャンペーンガールが他界し、別の馬に育てられ
二人のおかあちゃんがいると言うところも)
スズカか部屋でくるくる回るところとかも^^

かなり色物と思われがちで心配していたが
実際に見てみると
レースシーンも割りと迫力があるし 結構イケてるし、展開も熱い
日常シーンも面白いし、割といいかも

さて、何故、7話まで見た時点でレビューを書こうと思ったかだが
理由は二つ
一つはタイトルにあるように 主人公のモデルとなったスペシャルウイークが去る4月27日に放牧中の事故で他界した
アニメの放送中に主人公のモデルが亡くなるというのもめったにあるものじゃない 
それと、第7話がこのアニメを見ている競馬好きが一番気にしていた
《沈黙の日曜日》の回だったから

スペが憧れるサイレンススズカの超有名な悲劇をどう描くのか?
がみんな気になっていたのである
結果は やっぱりそうきたか・・・・ 流石にサブヒロインは殺せないよな~ まあ、落とすところに落としたなって感じで良かった良かった
この馬に思い入れのある視聴者は泣いて喜んだそうな・・・

ただ、スペ、エルコン、グラス、セイウンスカイはまあ、本当に同級生なんでいいんですけど

他の馬娘達 世代がカオスになっています
メジロマックイーンに絡むゴールドシップ
これ実際には祖父と孫の関係だし

生徒会長 シンボリルドルフなんか20年も先輩のはず

以下見終わった後の追記

後半に入ると 勝負にかける彼女?達の情熱を強く表現されてきます
8話のグラスワンダー 宝塚記念でスペとの初対決
もの凄く楽しみにしていた感じでしたが
スペは退院したばかりのスズカのことが気になって グラスのことは殆ど見向きもしない 
これ、史実では、スペ陣営は宝塚に勝って凱旋門へ行く計画を立ててたそうな、グラスを無視して勝って当たり前程度にしか思っていなかったらしい
この辺りも史実とうまくあわせてるな~と感心
【今日のスペちゃんなら私は負けません!】青いオーラを纏って、スペを一気にかわすグラス 超格好良い
この時のレースシーン 実際の宝塚記念の実写映像と完全にシンクロしているんです。スパートタイミング、スペシャルウイーク左右を見たのタイミングは実際には武豊左右を見た 


エルの凱旋門での敗北 スペに明るい声で電話してきて(受話器が笑える)
でも、悔しさのあまり、泣き崩れるエル
ちょっとウルってきちゃいました。

その後はスズカと走る約束を守るため トレーニングに励むスペ
しかし、気合が空回りの惨敗だったりと こちらも史実通り

ジャパンカップの前日にスズカの復帰レース
このレースには釘宮さん演じる サンバイザーなる架空のウマ娘が登場
レース自体が架空なんでまあいいか
ジャパンカップで凱旋門の勝者ブロワイエ(史実はモンジュー)との勝負
これも史実に近い
エルが書いた対策ノート これが笑える(きたね~字)

そして最終話
楽しみにしていた1989の有馬記念
スペの回想という形で凄く短かったのがちょっと残念
スペ(武)の幻のウイニングランまでやって欲しかったのに・・・

そして歴代名馬達が出走するドリームレース
スペが制して 名実共に日本一のウマ娘になって終了と想像してたんですけど、 これだけの名馬達、誰に勝たせる訳にもいかなかったんでしょうね
ウイニングライブは18人全員でのパフォーマンス
それを見に来て トレーナーにセクハラされてた若いウマ娘
キタサンブラックの模様

この作品中 特に目立ったキャラは なんと言ってもゴルシちゃん
そして毎回 特に台詞は無いのに必ずと言っていいほど登場するオグリキャップ
まあ、おいしいところ持っていきましたわ

もちろん競馬を知っている人の方が楽しめるでしょうけど
競馬を知らなくても 学園スポコンアニメとしても楽しめます

投稿 : 2018/06/24
閲覧 : 275
サンキュー:

28

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