pister さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
企画モノとして高評価
XFAGのモンスターストライクのアニメの外伝の“センリツのルシファー”の続編ってことになるのかな?なんかややこしい。
各話10分ほどで全5話という“アニメとしては”コンパクトな作品。
{netabare}タイトルの通りアイドル物で歌うシーンもあることから込み入った物語や世界設定の掘り下げは出来るハズもなく、やや強引な部分が目立つ…かも知れない。
作品世界の時期的にはモンスト2017でパンドラがポカやってマダラメがアホやらかすまでの間かな?と思ったら、ちっこいパンドラが出て来たのでそれはちょっと違うのかも知れない。
そもそもダルタニャンが見た目も名前もどこから見てもモンスターで、それが現代社会に溶け込んでるのはどういうこっちゃ?
それは前作の“センリツ”も同様、ルシファー相手にケンカ吹っ掛ける人間(ヤクザとはいえ)居る?とか思わなくもない。
アリスは茉莉子から独立した?別個体?
信長も芸名なのかご本人(モンスター)なのか不明、それに関しては紫苑もどっちなんだか…まぁ一切戦闘しないからモンスターと人間との違いは些細なことなのか。
極めつけは突如「ソニックフィーバー」なる言葉が飛び出し、その説明は「え、知らないの?ソニックフィーバーはソニックフィーバーだよ」と言わんばかりのスルーっぷり。
と、ちょっと文句めいたことを書いてしまいましたが文句ではありません、むしろ「これでいい」と評価してます。
時間短いし、中途半端に掘り下げて余計にややこしくさせるくらいならがっつりボヤけさせちゃって構わないかと。
あくまでレビューサイトなので「こういう部分が気になってしまう人は向いてないかも?」ってのを挙げてみたってことで。
なにより「この作品のやりたいこと」が非常に明確で、その目的と直接関係しない所はそこまで拘らんでいいだろう、とおおらかな気持ちで観れます。
でもって肝心の「この作品のやりたいこと」なのですが、アニメ全5話を見ても自分は分かりませんでした。
感じたのは前作の“センリツのルシファー”同様、XFAGのプロモだなぁ、と。
原作ゲームやってる人には楽しいのかも知れないけど、アニメだけしか知らない人にはイマイチな作りなのかなーと思ったら…そうではなかった。
モンソニ!ステージ【XFLAGPARK2017】
↑5話まで見終わったら次はこれを見よう。
モンソニを楽しむ分にはモンストアニメ本編は見なくて大丈夫だけど、こっちは見てないと勿体ないと思います。
自分はこれを見て「あー、これがやりたかったのか!」と大納得したワケですが…察しのいい方は見なくても気付けるのかな?
できればネタバレ見ずにモンソニ!ステージ見て欲しいので隠しておきます{netabare}
XFLAGPARKとは幕張で行われるXFLAG主催のリアルのイベント。
モンソニ5話=そこで行われたステージ。
今まで見てたのは架空の物語ではなく現実と繋がってたんですよーってやつ、ああこりゃあエンタメだ。
立体映像使ってあたかもステージ上にそのキャラが居るかのようってのを目指した作品で、本命はこっち(ステージ)だったのねー。
自分アイドルアニメって全然見てなくて、最近はこういうのって多いんですかね?
とりあえずアニメの4話まではこれをやるための前フリだったのでした。
じゃあそこは多少雑でもどうでもいいかなぁ、ボリュームもそんなにあるってでもないし。
「やりたいこと」がここまで明快なのは気分いいですね。
なにより公開してくれてるのが助かる、「続きは劇場で」で足運んで金払わないとならない作りをされると参っちゃうので。{/netabare}
それにしても公式も動画紹介の配置はなんとかならなかったんですかね?
あくまで“モンソニ!ステージ”はアニメ「ではない」って扱いなのか、モンストアニメ消えゆく宇宙編公式ページではリンク見つかりません。
そこまで見て「完結」だと思うのだが…。
ってことで“モンソニ!ステージ”を除外したアニメ部分だけで評価しろと言われたらちょっと困るかも(ってかその場合評価下がる)。
あ、そうだ、それと作画クオリティですが“センリツ”に比べるとかなり劣ります、続けて見ると余計にそう感じてしまうかも。
アニメ制作同じだけど長さが違うせいかな…と思ったら、よく見たらセンリツは「ライデンフィルム京都」、ダルタニャンは「ランデンフィルム」で、厳密には別らしい。
へぇ、結構違っちゃうもんなんだね。
そして最後にひと言──リボンはどうした?{/netabare}