天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
続々私的アニメ感想簿89
(ポプテピピック第1話より)
突如、宇宙服に着替えたポプ子の前に、現れる宇宙服を身に着けたピピ美
ピピ美
「地球は狙われている」
ある年齢層のアニメ好きには、すぐ蒼き流星SPTレイズナーの第1話のパロディと判るシーンですが、そのレイズナーの主題歌が
「メロスのように -LONELY WAY-」
という、名曲です(走れメロスのように~♪)
まあ、一般的にはメロスと言えば、文学作品の「走れメロス」を連想するでしょうが(汗)
まあ余談はこの位にしといて、今回の感想は、日本テレビで2009年に放送された「青い文学シリーズ」の中で、2話にわたって放送された、その「走れメロス」です。
この作品では、素直にメロスの話を放送するのではなく、戯曲家である高田寛八が、編集者より「走れメロス」の依頼を受け悩む姿と、劇で上演される走れメロスの話を交互に見せながら物語りは進みます。
実は高田は、学生時代に親友であった城島に裏切られた経験があり、「走れメロス」を元の構成どおりに書く事に悩みます。
その姿が妹の結婚式を終え、国王に殺されるために、友の元へと急ぐメロスの前に立ちふさがる障害と重なりますね。
もうダメだとあきらめかけた高田の前に1本の電話がかかってきます。
それは15年前に裏切られた城島の妻より、主人の命がもう長くなく、ぜひ主人に会ってくださいとの内容だった・・・
(この後の内容はYouTubeでも見れますので、見てない方で興味を持たれた人はお勧めします)
とにかく、この二重構成で進む物語が面白いアニメです。