えんど さんの感想・評価

4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態：観終わった

リピしたくなる作品【概要あり】

初回放映時から複数回視聴しています。
この作品は時間遡行がテーマのため、複数回視聴による発見が非常に多く飽きが来ないものとなっているように思います。

未視聴の方へできうる限り核心に触れず概要を。
{netabare}
序盤は偶然から思わぬ重大な開発と発見がされてしまい、それを検証するために様々な行動をとっています。
ただし、彼らがいわゆる小市民で、かつオタクな人間であり、また若年層でもあったため「これくらいなら大丈夫だろう」という思い込みをしたまま様々なことをしてしまいます。
※恐らくこれらの行為が視聴中断(初回切り)の要因となりますが、結末を迎えるには設定含めこれらも必要なことだったのだと思います。

中盤以降は怒涛のように話が展開していきます。
その理由こそが序盤の「これくらいなら大丈夫だろう」に起因します。
様々な試行ののちに主人公は重大な異変に気付きます。
この異変は主人公にしか知覚できず、ほかのメンバーは「なるべくしてなった結果≒運命/必然/当たり前」としか思えない。という、生々しいギャップを植え付けてきます。
そして主人公は受け入れ難いひとつの結果に行き当たります。
これを回避するため、彼は「自分にしか知覚できない」ことを逆手に行動を開始します。

いよいよ終盤です。
主人公は「受け入れがたい一つの結果」を回避できるのですが…
{/netabare}
ここから先、未視聴の方はご自身の目と耳と頭で情報を整理なさることをお勧めします。
そしてリピしてしまうのもSTEINS；GATEの選択なのです。

尚、現在STEINS；GATE本編とは異なるSteins;Gate 0が放映しております。
これは「終盤に起こった事実」の一つの結果です。
本編を十分に味わった後視聴するとまた違う味わいになると思います。