「何でも言うことを聞いてくれるアカネチャン(Webアニメ)」

総合得点
63.6
感想・評価
23
棚に入れた
81
ランキング
4285
★★★★☆ 3.4 (23)
物語
3.2
作画
3.3
声優
3.3
音楽
3.7
キャラ
3.6

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ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

うちの地元なら、「せやな」=「んだべ」「んだんず」かな?(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
アニメというより、ミュージックビデオ?のような作品。気軽に音楽を楽しみながら眺めるなら、凄く楽しいアニメ。変に色々考えちゃうと、ちょっとコンガラガルかもね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まあ、私はやはり解釈しちゃいたくなるんだけどね(笑)

なんだろう? 「うすら怖い」w

私自身が、基本的に全ての物事に否定的な人間だからかもしれませんが、「無表情、無感動な肯定」には怖さを覚えてしまいます。だったらまだ、「いや、俺はこう思うよ」と言われた(否定された)方が楽。「ああ、この人はこんな考え方をもっているんだな」と分かるから。(例えば、スマホいじられながら、「分かる~。めっちゃウケる」とか無表情で言われたら、泣いちゃいますよw)。

だから、最後の方で、「あほくさ」や「しらんがな」と言ってくれて、あそこで初めてアカネちゃんに色がつき、好きになりました。もっとも、関西圏の方のレビューを読むと、「あれ(あほくさ、知らんがな など)は単なる相づちで、会話のリズムを生むために、とくに意味はなく使う言葉でもある」的に書いてあって、なるほどなと、1つ勉強になりました。

やっぱり人間は、余白が多いとそれをナニかで埋めたくなりますよね。アカネちゃんが、動きや表情に乏しいのも、視聴者がそれぞれに(彼女のキャラクターを)想像する余地にもなっているのているのかなとも感じました。

とまあ、一応解釈はしてみるものの、やっぱり多分、そんなアレコレを気にして観るアニメではないと思います。シンプルに観て、なかなか楽しめました。
{/netabare}

【余談~ 東北弁の特徴 ~】
{netabare}
本作、関西弁が良い個性となっているので、対抗して東北弁のうんちくをw

東北の言葉と言っても様々あるけれど、例えば北東北の言葉では、「シとスの中間」のような発音(中舌母音)や、「んが」のように、「ん」から始まり、最後は鼻に抜けるような発音(鼻濁音)が多く見られます。一般に、「ズーズー弁」なんて言われたりもします。言葉の省略も顕著ですね。有名なのが、「どさ」「ゆさ」という、日本一短いけど長い内容を示す会話。「どこにいくのですか」「温泉に行きます」の意。寒いから、出来るだけ口を開かず、最小限の言葉で表現するんで、こんな感じになりますw

面白かったのが、大学の時に語学の先生から言われた「東北人は、中国語やフランス語の発音が上手い」ということです。どうやら、中国語やフランス語には、「中舌母音」や「鼻濁音」を使うことがあり、これが、慣れていない(東京などの綺麗な言葉ばかり使っている)と難しいのだとか(東北人は、普通の日本人より母音が多いらしいです)。

へ~。と思いました。

試しに、「んが」を、鼻にかけながら「んがぁ」と発音して下さい。「あなた」の意味ですw
{/netabare}

投稿 : 2018/05/12
閲覧 : 382
サンキュー:

17

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