「モンスターストライク(Webアニメ)」

総合得点
57.1
感想・評価
16
棚に入れた
69
ランキング
7071
★★★★☆ 3.3 (16)
物語
3.3
作画
3.4
声優
3.5
音楽
3.2
キャラ
3.3

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ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やっぱデドラビだろ

「アニコレ」では“新章”と“セカンドシーズン”がごっちゃになってて分かりにくいので、公式でのまとめ方に従い「モンストアニメ2016」として全52話分の感想をこちらにまとめて書きます。

{netabare}存在は知っておきながらもずっと見ておらず、そのうち新章“消えゆく宇宙”編が始まったので、「お、新章から見て行けばいいかな?」と1話だけ見てしまったのですが…。
あはは、全然分からない、新章いいつつガッツリ前からの続きだ。
これは単に自分が悪い、最初の1話からずっと公式で公開されてるんだし…ってことで「ゴメンなさい、ちゃんと最初から見直してきます」って気持ちでスゴスゴと退散することに(伏線)。

さて、そんな自分語りをしたところで“最初”に当たるこのシリーズ。
小学4年までの記憶が無い主人公が、その時期住んでた上之原市へ戻ってきて(引っ越してきて)、その時ツルんでたハズの友人と再会し、失われた記憶を探してく──ってのがメインストーリー。
マスコットキャラ的にオラゴンってのがついて回るが、基本的にこいつから何か情報を得られるということは無い。

序盤は結構ギャグ寄りで、消えゆく宇宙編の第1話に繋がるとはとても思えないノリ。
特に皆実がパロ連発するキャラで、しかもネタが悉くオッサン向け(実家の喫茶店に古いマンガが置かれており、それの影響によるものって設定)。
その名前からしてタッチの朝倉南顔をしたり、実家の喫茶店の名前が皆風(みなみかぜ)だったり…って思ったら8話エンディングには「協力・あだち充」って文字ががが!
おおスゲー、ちゃんと許可取ってるのね。

でもって物語は最初のボス「ドゥーム」登場辺りからシリアスモードへシフト。
一方で気になったのは、ドゥームはその前座に当たる「黄泉津イザナミ零」を“食べた”っぽいのだが、その描写がシルエットすらもない音だけで「察しろ」扱い。
ってかその前の地面に開けられた穴(マグマ)からドラゴン2体出てきたっぽいのだが、穴から這い出る描写はなく「察しろ」でして。
この作品、各話10分前後で全話youtubeにアップしっ放しのものでして、コードとか予算とかがTVアニメとは別モノでここら辺はそれの現れなのかなぁと思ったり。
とりあえず13話のエンディングは必見。

兎に角念頭に置いておかないといけないことは、この作品は元となるゲームの宣伝が目的だということ(今はもうすっかり見てないけど遊戯王とかそのカラー強いのかね?)。
それを失念しなければ多少強引な展開であっても気にはならないかと。
が、そうはいっても「そうなっちゃうのはイヤだなぁ」という懸念材料があって、後半はそれが顕著になってしまいました。

新キャラ(モンスター)優先で、それが出たら旧キャラはフェードアウト

レンの相棒は序盤“フェンリルX”だったのだけど、“竜馬”が登場してからは姿を見せず。
葵の相棒は序盤“フォックスメタル”だったけど、“ナポレオン”が登場してからは姿を見せず。
(一応フェンリルXは49話で名前が一瞬出るけど、フォックスメタルは完全に無かったモノのような扱い)
こうなってくると43話から数回に渡って“ナイチンゲール”が仲間になる流れで姿を現し出すのだけどあんまり良い気がしない、「今度は誰が存在消されるんだ?」って気がして。
でもってそんなナイチンゲールを手にしたのは誰かっていうと皆実で…デドラビ退場させちゃイカンでしょー!(※)
そりゃね、ゲームやってない自分が悪いんでしょうが、アニメだけで判断するとナイチンゲールの心証は良くない、ってか回復役なら“アリス”が居るじゃん?
そこら辺は“ルシファー”についてもそうで、登場時こそ引っ張ってなにか凄そう感を演出しつつも、後半は大して活躍しない。
(ナポレオンやヒミコのような軍勢召喚スキルでバハムート1000匹出したと思ったが、そうじゃないっぽい?あれはメメントモリの力か?)
更に49話では「プレーヤーとモンスターの出会いは運命のようなもの~」と第20話を回想するシーンがあるのですが…おいおい、その回皆実はアルミナージ手に入れてたハズなのに、デドラビ使い続けててその後一切出て来てないんだが…。
結局、一番頑張ってたのは明の相棒のカムイだったような…最後の最後で明はウリエルを使うけど、あれはあくまで玄馬からの借り物だろう。

と、文句めいたことを書いてしまいましたが、それもあくまで“元となるゲームの宣伝が目的”ってことを考えれば許容できる範囲かと。
それさえ気にしないのであれば目的もハッキリしてるしボスを倒すたびにちゃんと報酬(洗脳解けて仲間が増える)もあるし段階踏んでるし、ストーリーはしっかりしたものになってます。
オラゴンに関しては映画を見てねってノリだけど、知らないからといって問題になる展開にはなっていない。
あと死力を尽くして明の指輪が壊れるけど、明が唯一“始まりの指輪”持ちでないのもなかなかニクい演出かと。
更には※部分、ナイチンゲールにキャラチェンジしてもう登場が無くなったと思ったデトラビが「続・最終回」に登場など、わかってるねぇとついニヤリとしてしまうことも随所にあったり。

ってか一期は企画も練りに練って満を持してのアニメ化だったんじゃないかなーと思います。
というのもこの続編になる2017版がちょっとねぇ。


とりあえず、公式でyoutbeで全話永久無料公開されてるのでお暇な時は見てみると良いかも知れません、2016は。
ってかいつでもだれでも見れるってことで、今後他作品の感想書く時、比較というか基準としてちょくちょく名前挙げてしまうかも知れません。
それくらいに良い出来だと思います、2016は(2回目)。{/netabare}

投稿 : 2018/05/10
閲覧 : 227
サンキュー:

2

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