ぜろろ さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ありがとう京都アニメーション
久しぶりにレビュー書きます。
年末年始にニコニコで一挙無料配信していたこのアニメについて(現在2019年1月)
私はこのアニメ2回目の視聴でした。はじめて観たのがいつだったかは記憶が定かではありませんがこのアニメと出合うまでいわゆる日常物が苦手だったということは覚えています。今では大好きなきんモザですら3話見て切ってたのですがけいおんに出合って色々価値観を歪まされました(笑)。人生ブレイカーと呼ぶ人も多いこの作品に多大な影響を受けた人は私以外にも多いことでしょう。
このアニメの何がすごいのかと考えると全てがすごいので逆に考えづらいのですが、強いて挙げるのなら、すごい技術(作画と演出)でどこかにほんとにありそうな普通の日常を描いたこと、なのだと私は思いました。改めて見返してやはり日常物こそ作画の良し悪しがものを言うのかなという気がしました。私は絵描きってわけじゃないので専門的なことは分かりませんがけいおんの作画の凄まじさはわかりました(さすが京アニ)。ちょっとしたキャラの仕草、表情とかどんなに細かく作られてても(むしろ細かく作られれば作られるほど)全部は気に留められないかもしれないです。でも、きっとそういう細かいことの積み重ねで見ている側がどれだけキャラをリアルに、身近に感じられるかって決まってくると私は思うのです。神は細部に宿るなんて言葉がありますが、作り込んだ物ってのは無駄なんかでは全然なくて、何だかんだ見ている人の心を強く打つのだと私は思います。あの作画のおかげで私はすっかりけいおん部と一緒にもう一度青春を送った気にさせられました(笑)。
1期2期合わせて3クールにも及ぶ長い期間、あのほとんど練習しない、どこかにいそうな(けどいない)愛すべきけいおん部のメンバーと一緒に青春を送った気分にさせられて、それであの文化祭のシーンや卒業式をやられたら、、、そりゃボロ泣きもします(私は最近けいおんの曲を聞くだけで目頭が熱くなる病気になりました)。