あぱぱ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
1通のDメールで変わった世界線
視聴回数 10回くらい
STEINS;GATE 0へ分岐するストーリー。
{netabare}この話だけは賛否両論ある内容なので、あえてネタバレ扱いします。
本編の23話はDメールが届いて中鉢博士の亡命報道を知ることになります。逆にこの作品ではメールは届かず紅莉栖救出ミッション続行を断念します。
このメールの有無で、まゆりが岡部を平手打ちで奮い立たせるパターンと、ここまでがんばった岡部を解放してほしいという2パターンに分岐している。
正直なところ私の感想としては、本編の平手打ちをした「まゆり」が本当の「まゆり」だと思ってます。なので本作で岡部を止めた「まゆり」は、これまでがんばってきた岡部を否定しているようにも肯定しているようにも思えます。
この感想に至ったのは、22話ラストあたりで「まゆり」が「オカリンはオカリンのために泣いていいんだよ」と言った台詞がそう思わせます。
物語を継続させるための演出だとしても、まゆりにこのような役をさせるのは可愛そうに感じます。
まゆりの気持ちを殺して、紅莉栖の想いを貫き通した寂しいお話。
大事な二人を失ってしまう=0(ゼロ)への導きだと解釈してます。
岡部がまゆりを人質にする理由もなくなったのでラボを離れてしまい、このお話の結末はこれで仕方ないのだと感じさせてくれます。
岡部が決めた選択だから、誰も止められることができないのです。
{/netabare}
STEINS;GATE 0を視聴する前に、必ず見てほしい作品です。
この作品がなかったらSTEINS;GATE 0はありません。