「GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(TVアニメ動画)」

総合得点
83.6
感想・評価
1865
棚に入れた
10185
ランキング
320
★★★★☆ 3.8 (1865)
物語
3.9
作画
3.9
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.9

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ネタバレ

ヒロウミ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

作者の思いを手垢べたべたな手でたくさん描いたよ!

自衛官が異世界でバンバンヒャッホーイ\(^o^)/な物語。


周回するにあたり視聴中に色々調べてたがこの作品結構叩かれたり騒がれたりしたんだね。
叩かれるだけあって自衛隊の隊員が大量殺戮や報復で爆撃したり、内政干渉したり結構ヤりたい放題やっちゃってるし何よりUH-1(ヘリコプター)だからって黙示録オマージュしちゃえばピよったお花畑なジ◯ップだなと言われても仕方ないっちゃ仕方ない。
アニメの狭い世界でゴタゴタ騒いだところで何にもならない無意味なものなのだろうがSNSや多方面で色々発信している人には大切なものなのだろう、知らんけど。
まぁドキュメンタリー系作品じゃないしアニメなんて全部デフォルメした非リアルな美化された世界なのに。


さて、そろそろ本題に。
異世界系だと比較的つまらない日常ストーリーの部分もしっかりと描かれており破綻なく、テンポ良く進む物語はとても見やすい。女の子たちも可愛いしね。これ続編は薄いんだろなぁ。
ただ、殺戮シーンや動機付けがペラッペラなだけに殺戮を繰り返す自衛隊の描写を見ると北海道で必死に復旧活動している隊員の方々になんか申し訳なくなるのは私だけだろうか。


お花畑思考に溢れた国民とお国柄のせいで危険な場面で不遇を強いられる自衛隊。国を守るため、与えられた任務を全うするその姿は本当はもっとカッコいいもんですよ。業務上のみに限るけど!
そしてこの作品は全くリアルじゃないけれどあれこれ求めずただのアニメとして見ればなかなかバランス良くできた良作です(12歳嫁を除く)


【以下過去レビュー】
{netabare}
右派と言うよりも自衛隊超肯定派集団による異世界転生内政干渉物語。


2期視聴後のレビュー
自衛隊関連の異世界転生作品ということだけ知っていた状態で視聴開始。開始早々にゴブリンやドラゴンが出てきて「あ~、やっぱりそんな絵なのか~」、萌えキャラ出てきて「あ~、そっちのお客さん向けなのね」などと遠目に見てた。というよりもスマホいじりながら見てたんですが。
見事に裏切られました、良い意味で!中世+ハイファンタジーの異世界と色々な国が絡む様相を描写した現実世界のリンクはよくできておりサクサク進められるストーリー展開はとても見やすかった。くっだらないラノベらしい萌え展開と迫力あるバトルシーンのバランスが良い感じでなかなか見応えがあった。「え~やん、これ面白いやんけ~!や~ら~れ~た~っ」ってのが1期か2期序盤ぐらいまでの感想。

んでもやっぱりラノベ。終盤の収まりが大分ぶれている感じがしてしまった。原作読者が望んでそうな展開に。
ラノベあるあるの30歳前後男と12歳の幼女との関係が違和感しか残らない。40歳のおっさんと20歳ぐらいの女の子ならまだ分かるが幼女で夫婦はやっぱりキモい。
親子に近い、子供を守るための正義感から起きた行動なら良いものを意図も容易く男と女の関係にしてしまう陳腐な愛。某作品もなのだがこの愛情の構築と成熟していく様はキレイじゃない。キレイ、汚いと言うより書き手の欲望や購買層への媚びにしか感じなくて妥当性がない。○○ポジが悪くて収まりが悪いから直そうとするけどやっぱ違和感が~。みたいな~。

本来自衛隊だからこそ顕著にあるはずの政治的しがらみも終盤にはペラッペラになり最終的には自衛隊以外の軍隊やPMCの設定でも良さそうなものになってしまった。だいぶ逸れてしまってもったいなかったなぁ。王様の目の前で王様の息子をボコしたらあかんやろぉ。
バトルの中身も序盤の様相から大きく変わり「運良く」終わるってパターンにかなり偏っちゃってワクワク感の無いものへと変貌した。

それでもサクサク進む物語は視聴しやすくあっと言う間に24話終わっていた。ラノベらしいっちゃらしいけど面白かった。単にちゃんと動くキャラクターと軽快な物語、主人公がおっさんが故に安定しているハーレム状態が良いバランスしてたからかな。
OPも岸田教団でカッコ良かったしー!ライブ相当盛り上がるみたいですね!行きてぇなぁ!
今さらだが「あの花」でもあったがちょいちょいキャラクターの顔がぶっ壊れてたり動きが変なのってやっぱり外の業者の問題なのかな?



自衛隊が侵略するとか現場経験が少ない、または無い兵士が正気な訳がないとか栗林が異常な能力補正があるとかはアニメ(フィクション)なので置いといて、作風としては自衛隊の存在、行動の正当性をかなり強く主張しているように思えた。昨今日本が抱える自衛隊のあり方の問題や驚異に成りうる国との関係を考えると無意識に見ていても感じた。
私は自衛隊が専守防衛であるべきだと思う。他国の軍隊並みの自由度は必要無いとも思う。けれどももっと現場主義であるべきだとも思う。紛争地帯近くの派遣や航路保安のための派遣など自衛隊員自身の安全が危うくなりやすい場合の保有火器の自由度や交戦規定の自由度はもっとあってほしいと思う。
色々な機会で自衛隊の方と知り合うことができ色々なお話しをすることができた。天災などで人のために尽くされている姿もたくさん見た。私たちを守ってくれる人を危険から守るものは力であり、危険地帯であればそれは火器でしかないんですよね。彼らの安全ができるだけ大きくあってほしいと切に願う。
ケチョンケチョンにやられる国会議員には妙に既視感があったがマスコミの描写はやり過ぎですね。思わず苦笑いしました。売るためだけの報道を鵜呑みにはしませんけど。


期待値ゼロから見始めていつの間にかワクワク見進めあっと言う間の24話、良作の要素はかなり多く単純に楽しめた。これ風呂敷が相当でかいけど収まりきくんかな?とふと思ったのは野暮だねぇ。
俺嫁はロゥリイ?いやいやレレイデース!{/netabare}

投稿 : 2018/09/12
閲覧 : 549
サンキュー:

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