アルビレオ さんの感想・評価
1.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
駄作中の駄作
まずなにが駄目かというとジーク君の存在だ。はっきり言って、ジャンヌやアストルフォはなんであそこまでジーク君に肩入れするのかわからない。というか異常である。
ジークフリートは早い段階で意味不明な退場をさせるし、ジャンヌはどこぞのファンタジーものよろしくスイーツだし、ルーラーの仕事まともにできてないしていうかあれむしろルーラーじゃなくて抑止力的な方がしっくりくるし、ダーニックは小物感だしたままあっさり終わったし、聖杯大戦と宣っておきながら大戦らしいことはほぼ無かったし、むしろ普通の聖杯戦争なんじゃね?って感じだったし、ジーク君を無理矢理主人公として酷すぎるご都合展開でねじ込んでくるし、なんかもう…いろいろ全てがめちゃくちゃだった。
これはfateではなくて、ただのよくある王道ファンタジーものの作品として出していたらまだ許せた。
他の人がどう思っているかはわからないが、自分はfateに王道ファンタジーの形は合わないというか違うと思う。世界観に寄ったものではなく、あくまで人に寄ったものがfateだと思う。
それぞれのキャラの小さなぶつかり合いこそがfateの魅力なのではと思う。
この作品は設定を大きくし過ぎて、ライターがそれをちゃんと処理できなかった駄作である。