野菜炒め帝国950円 さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
設定だけ拝借して誰かゲーム(18禁可)作ってくれ
人間とは本能的に地下に対して強い憧れを抱くもの。
地上10階と地下10階なら後者に住みたいでしょ?
登山と地底湖探検なら後者のがワクワクするでしょ?
未知なるものへの好奇心 探究心。それが地底には存在する。
探しに行こうぜ ワンピース。
そういう意味ではメイドインアビスの世界観や設定は非常に興味を惹くものだったと言える。
当初危惧していたのはロリ2人(♂♀)が主役ということで甘甘ヌルヌルぽよよんとしたヌルい探検モノになるのではという点だった。
探検モノに甘さなどいらぬ。
シビアであればあるほど輝きを増すジャンルだと思っている。
ということなんで正直終盤くらいまでは期待したものとは少し違っていた。
散々グロいだのキツいだの脅されていたので拍子抜け3倍だ。
好きな人には悪いが終盤まではいいとこちょっとした良作止まりだと思う。
自分の中での評価値の変化はリコが毒で死に掛けたところで上昇(こう書くとまるで外道だが)
そしてナナチ関連の話。具体的に言えば最終話で急上昇することとなる。(阪○ファン並の掌返し)
尚、毒で死に掛けの辺りから思い出したようにグロ描写が出てくるのだが自分の覚悟の量を上回るほどではなくその点では多少安堵した。
探検モノにシビアさは求めてもグロさはそこまで求めておらん。
自分はグロ映画は映画と認めてないくらいグロが苦手なのだがそれでも視聴出来るくらいなんでおそらくそういう意味での敷居はそこまででは無いと思われる。
もしかしたらアニメでは表現をマイルドにしてるのかも。
アニメのグロ描写できつかったのはひぐらしの爪。
ギャアアアアアアアアアアア
てなってしばらく脳裏に刻み込まれたからな。
絶対に許さない。
つまり何が言いたいかと言うと少なくとも個人的にはメイドインアビスのMVPはナナチだと思う。
13話におけるナナチの回想の中でのナナチとミーティの話。
そしてミーティの最期までの流れは涙腺に来るものを防ぎきれないものがある。
自分はこの13話で本作品に対する評価が比較的高いものとなった。
全体を通してみるとそこそこな良作だとは思うが次回に期待するには充分な締めだった。
原作ではここまでは序盤(プロローグ)みたいな感じなのかね?
そうであるならここからがまさに本番という感じなのだろう。
この終盤の出来をそのまま2期に持ってこれるならコレは期待せずにはいられない。