Dkn さんの感想・評価

4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

みんな～！ゴールドシップのYouTubeチャンネル！登録してくれたかな～？(●*ゝω･)ノ◇

『ぱかチューブ！』みてくれよなっ(●*ゝω･)ノ◇

わたしは元々競走馬に関して浅い知識しかないのですけれど簡単にでもいいので作中に出てくるウマの経歴や
エピソードを見てみると、実際に競馬が好きな人でなくてもクスッと笑えるシーンがけっこうあります。
マニアックにしすぎてはいないですが、競馬ファンが見て笑えるポイントも作ってあり何度も見返せますね。
情報なしで見てもクオリティの高いスポコン＆美少女に音楽がブーストされた三拍子アニメで安心なのです。


さてさて‥

本作はクールの中でも注目していた方が多いだろうと思いますし、実際いいレビューが多く上がる模様なので、
このアニメの面白さを他のレビューで切り込んでなさそうな視点で書いていこうかなーと思っています。

私は『THE IDOLM@STER（アイドルマスター）』シリーズのファンで、長い間コンテンツを追っていました。
開発チームにいた6人のディレクターのうちの一人で通称「ディレ１」さん。後に総合ディレクターとなる方が

石原章弘（いしはら　あきひろ）［元バンダイナムコエンターテイメント、現Cygames所属の社員］。

アイドルマスターコンテンツではお馴染みのディレクターで、ユーザー達はこの方の仕掛けることや
発言の一つ一つに一喜一憂したものです。ライブや特番やイベントでの顔出しも多く、アイマスファンに憎まれて
愛されてきた名物ディレクターは、様々な賛否両論の爆弾投下や発言で嫌われながらもコンテンツを大きくし
寄り添いながら10年間守り続けてきてくれたスタッフの一人でした。

しかし2016年、アイドルマスター11年目のスタートを機に総合ディレクターを卒業し、会社を退職。
総合プロデューサーはアイドルマスターの発展に尽力した彼の席を永久欠番として空席としました。
そして主にアプリゲーム開発を行う株式会社Cygamesへと活躍の場を変え、あるゲーム開発へと携わります。

それが本作、「ウマ娘 プリティーダービー」。

役職は、“コンテンツ全体の統括プロデューサー”

今やアニメ・ゲームのアイドルコンテンツで最大手となったアイドルマスターを10年間育ててきた中心人物が
次に制作した作品がこのウマ娘だとして見て貰えれば、ゲーム制作者が行うブランド構築や顧客の掴み方など、
ビジネスモデルとしての手法が理解できて、本作が更に魅力的に映ることと思います。

登場人物の関係性や主軸となるコンセプト。パッケージとして売り出しやすいアイドル活動を盛り込むなど、
アニメ化にあたって全13話の構成の中には、前例を知れば制作の意図に頷けるものや共通するものが見られます。
現在アプリ事前登録中の「ウマ娘」は、アニメをただの宣伝媒体として扱わず、アニメーターの遊び場にもせず、
ゲームとアニメ両方での顧客獲得を目指した作りを徹底していたように思える。アニメファンとゲームファン
2つのユーザーが単に共通項では無い事を制作側が理解していないと本作のような作りには出来ないですから。

アイドルマスターを制作する中、ユーザーの意見を取り入れる事と切り捨てる部分を徹頭徹尾こころがけ、
ゲーム制作に携わる者の美学として持っていた石原章弘らしいコンテンツで、総括とも言えるかもしれません。

一目瞭然なのが現在発売中のキャラクターソングCD「ウマ娘 プリティーダービー STARTING GATE」と
アイドルマスターのCDのパッケージデザインを見て下さい。瓜二つですｗパクリじゃないよ！だって本人だしｗ

［小ネタ］
ウマ娘、第7話「約束」の副題は、アニメ「THE IDOLM@STER」20話「約束」のオマージュでしょうか？
副題を見た時にそれを思い出しました。クール数の違いはあれどストーリー構成を比べると似通ってます。


本作のダブル主人公とも言えるスペシャルウィークとサイレンススズカ。先輩後輩ながら互いに影響を受け
尊敬しあう二人がとても尊い‥。てぇてぇ‥てぇてぇ‥。その二人以外だとゴールドシップが一番好きです。
トレーナーがチーム〈スピカ〉のメンバーに一人一人アドバイスする中なぜか、5面のルービックキューブを
いじるゴールドシップ（ゴルシ）。実際の馬ゴールドシップの忠実に基づくアドバイスが、“らしい”です
{netabare}
ト「ゴルシ！‥は、うん‥、好きなように走れ」

ゴ「おけー」
{/netabare}
かなりムラがある意外性の塊みたいな子らしいので、トレーナーにも制御が効かないゴルシなのでした。
あとはエアグルーヴ先輩がビジュアル的にドストライクなのと、クールな外見とのギャップが素敵。
他にも作中でライバル関係にあるウマ同士がバチバチしてるのも微笑ましいです。


そのゴルシがやってる番組があるんだ！(●*ゝω･)ノ◇

［ウマ娘公式］YouTubeチャンネル『ぱかチューブ！』
https://www.youtube.com/channel/UCAWxPGGuIfWME2KTLUmSCHw

第一回
【ゴルシ様爆誕！】ぱかチューブっ！始まるぞよ♪＠ウマ娘
https://www.youtube.com/watch?v=Lj9AkNxxBbM

――が、3月25日から公開されています。
ゴルシが自称ウマ娘宣伝担当のバーチャルユーチューバーとして奮闘中！チャンネル登録お願いします！
ダイレクトマーケティング完遂したので思い残すことは無いです。よし、レビュー終わろう。


［過去レビュー］
{netabare}
ベースに熱血・夢・青春の三拍子スタイル。実際の競走馬の名前やデータに基づく設定に、詳細な取材の上で
描写された小ネタもある。擬人化ジャンルあるあるで、史実の元に勝手に付与されていく想像が膨らむ
サイドストーリー。(艦これ・お城・アズレン然り)ウマの速度で美少女がただ徒競走するだけの滑稽さに見る、
夢を追うひたむきさと吹き抜ける若い息吹。そして優勝馬はLIVEで熱唱する（！？）‥急にうせやろ。
いや、これは、悪ない！最近のお馬は歌とダンスも出来なあかんのや。厳しい世界やでぇ。。。

かと思いきや丁寧で細かい動きや表情、毎話忘れないギャグパートに、思ってるより高揚させる熱い展開が魅力。
ライバルチームとの一騎打ちぽくて世界が狭まった感じを受けるのとレースがマンネリするか？と思ってたものの
レースの方は中盤に来ても熱いので大丈夫そう。ライブはオマケ要素で基本はレースに集中するスポコン。
「バトルアスリーテス大運動会」より走ってるわ。あと、３話の腹に絵描き共、反応し過ぎやで？ええぞ。。。


つづけ（つづいた）
{/netabare}