runa21 さんの感想・評価

4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態：観終わった

容疑者は毛利小五郎

今回は安室透回なので
かなり期待値が高かったのですが
それを裏切らない出来栄えでした。


まず
かなり初期の段階で、
毛利小五郎がテロリストの容疑者として
つかまってしまい、
それに公安がかかわっているらしいことが判明。

安室さんに訴えてもどうにもならず、
今回はまさかの安室さんが敵側に？？

コナンは毛利小五郎の
無罪を証明するために動く
というお話。


早い段階で、
逮捕されて、しかもどんどん証拠が出てきて、
常に平常心のコナンが
珍しく焦っている様子が
とてもハラハラさせられました。

また、毎度の事ではありますが、
蘭が悲しんでいるときに
そばにいるのに、いられない
新一としての葛藤が更にコナンを焦らせる。

その上、あの安室さんが
敵側に回っているかもしれない手ごわさ。

誰を信じ、誰を疑えばいいのかわからない。
そんなハラハラ感がとてもよかったです。


そしてなんといっても、
安室さんのかっこよさが何よりも際立っていました。
とにかく強いし、激しいカーチェイスは色っぽい（笑）


{netabare}
最終的には
彼の掌の上で踊らされていた感があったのですが、

不思議と嫌悪感はなかったです。

おそらく、
彼らによって人生を狂わされた人たちも、

納得できなかったかもしれないけれども、
「それは自分の選択だった」
と言っていたし、

安室さんたちも、
やったことの責任を最後まで取らなければならない
というスタンスでいたからだと思う。


それに、毛利小五郎を関わらせたのは、
コナンの協力を得たかったという所も、
個人的にはツボだったかな～

やっぱり見た目は子どもだし、
なんだかんだで、子どもとしてコナンに接するのが
普通だと思うのだけど、
安室さんは、コナンをかなり買っているところが
あって、そこが前面に出ていたし、
だからこそ、コナンの活躍シーンがあったところもよかったかな。

最近の映画は、
コナンの映画なのに、脇役が活躍しすぎで
ちょっと不満だったんですよね～～(・ε・)ﾑｰ
やっぱりコナンの映画なので、
コナンに活躍してほしいです。
{/netabare}


久しぶりにハラハラする展開に、
ラストに差し掛かるカーアクション。

そしてちょっとほっこりする
小五郎と妃弁護士と蘭の家族関係。


今回の映画はハラハラ有の
魅せ場がとこどころにあって、
とてもよかったと思います。


ただ・・・
一つだけ難点を言わせてもらえば・・・
推理が、物足りないかな。


犯人めちゃめちゃ驚いたんだけど、
推理に足る証拠が、もう少しほしかったかな～。
初期の段階の映画は、
もっとその辺はしっかりしてたんだけど・・・

そこがちょっと不満かもしれない。


ただ、安室ファンにはも逃せない映画です！！