Kuzuryujin さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
なぜか冷めた目でみてしまう稀にみる傑作
本作の初放映時の2011年頃は、アニメに今ほどのめりこんでいなかったのでリアルタイムで観ていない。
2014年に、あにこれに登録してから初めてこの作品の名前を知りました。
まず、この作品が好き嫌いでいうと、あんまり好きじゃない。
新房監督&シャフトの、現実から隔離されたような作風が元から性に合わないのが一番の理由。
非常に芸術的で、独創性はダントツで素晴らしいと思う。
しかし、それが面白いかは別な話。
初見時は、非現実過ぎるバトルシーンに全く付いていけなかった。
キャラデザも好みじゃないし、キャラの言動も惹かれるものが全くない。
そこが障害となり、初めて観てから今まで、2014年内で2話以上続かずの4回リタイア。
しばらく放置状態で忘れてました。
結果的に全話コンプリート出来たのは、初見時から3年後の2017年秋。
きっかけは、女優の北川景子さんがご主人のDAIGOさんとこの作品に嵌ってるというネットの記事。
ああ、そう言えばまだ全部見てなかったな、と思い出しようやく5度目の正直で視聴完了。
三年間の間におおまかなネタバレを知ってしまったのでほとんどが想定内でした。
しかし、脚本の虚淵玄さんは大好きな作家さんです。
多くの熱烈なファンを生んだというのも納得の脚本でした。
ネタバレ抜きのリアルタイムで全話視聴できてたらまた違った想いを抱いたと思います。
しかし、後味重視の自分としてはここに投稿した通りの★評価です。
またいつか再視聴して評価が変わることがあれば訂正します。
<最後に>
この作品はいろんな意味ですごい。
多くの人や、後に続く作品に多大な影響を与えた。
3年前に、とある大学でこの作品を研究してるサークルまであると知って非常に驚きました。
たかがアニメ、されどアニメ。
思い入れの強いファンが多いのは素晴らしいことです。
この作品に限ったことではないのですが、
熱烈なファンが信者となり作品に呪縛され
その作品を認めない者を徹底的に拒絶される方もおられる。
最近それを実感する不快な事がありました。
アンチの行動を取ったわけでもないのにです。
そういう方はご本人にそのつもりなくてもファンの人間性に疑問を与え
作品そのもののイメージも下げています。
意に添わぬ他人の意見も平然と受け止める度量を忘れてはいけないと、
反面教師になっていただきました。
この作品のレビューは、★のみの投稿も含めしないつもりでしたが
それがきっかけで思ったままの★評価の、率直な感じたままのレビュー残しておこうと思った次第です。