退会済のユーザー さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
あ痛っ!あいった!あいたっ!あいっったぁ~~!・・・っ [サムネが「月」ではなく「イクラ」だということに、ようやく気づいた(笑)]
2018.05.05(途中感想)
「インテリヤ〇ザとサイキック少女のアーバンライフ(都会生活)コメディ」と、言われてあまりピンとこなかったが・・・ナルホド、そういうことか。
現代、日本。稲荷会王道会傘下、芦川組の新田義史(にった よしふみ)。
武闘派ヤク〇(カチコミ・恫喝・恐喝・鉄砲玉・縄張り荒らしの締め上げなど暴力専門)ではなく、金融・経営コンサルタント(土地ころがし?)など「印象は悪い」が「(なんとか)違法」ギリの商売で「組」の資金を稼いでいる、所謂インテリ〇クザ。独り暮らしながらも高層マンションに住む悠々自適な生活を送っていると突如、時空を越えて「顔出し卵型カプセル(拘束具)」という奇天烈な恰好の「変な奴」、サイキック(念動力)少女・ヒナが現れた。トンデモない事態に拒否反応を起こす新田だが持ち前の面倒見のいい性格と半ばヒナのサイキックにねじ伏せられる状態に止む無く、止・む・無・く・引取り養護するハメに。奇妙な共同生活にさらにヒナを追いかけてやって来たアンズも加え(あと一人来るらしいです)、平穏な日常はトラブル・ハプニングの連鎖反応を起こしまくり・・・
ヒナは生立ちを語らず、前に居た世界ではどんな待遇だったなのかは不明だが、その平熱無感情な表情に「何を考えているか判らない」というより「『何』をしていいかまったく判らない」と思える程、ただ従順にしていただけのように見受けられる。
なので「社会適応能力」ゼロ。
見た目は10代初頭で、或る程度の環境認識は判りそうに思えてもそんなものは無く、社会の規則や礼節も価値観も対人ルールも判らないし興味も示さない。腹が減ったら人に要求し、自己啓発も起こさないほどの無力感。
サイキック能力もある程度使わないと「暴発」する厄介な代物(オ〇ッコみたい?)。
常に「誰かに頼らないと生きていけそうもない」或る意味「白紙」のようなヒナがどのように成長していくのか見ものですが、周りのキャラ達の「妙な深読みスキル」でハプニングが輪をかけて、輪をかけて、輪をかけて、どんどん、どんどん、トンデモナクなっていく状態が面白いですネ。
(チョット暗いイメージの)極道者と大都会の繁華街という舞台でありながらも血生ぐささはは全く無く、心地よい喜劇めいたコメディ仕上げ。
ヒナの(素の)ボケにつっこむ新田。
巻き込まれて取り繕いの気苦労が絶えない三島瞳ちゃん(彼女のストレスと「胃」がホント心配です)。
社会機構を知らない為に損な労働ばかり(?)してるアンズ。
キャラも回ごとに増えてゆき、まだまだ楽しくなりそう(?)ですネ。
2016.06.24【視聴終わって】
いや~楽しかった。揃いも揃ってこんだけ阿呆がいるとなかなか面白いですネ。見た目の年齢(12,3歳?)なら「ある程度の常(良)識」はわかっているだろうと他者は思っていても、実際は「全然何もわかっていいない(知らない)」感情希薄で自立心ゼロなヒナの奇行。ヤクザだけど家族(母・妹)の怠惰な生活で自然と家事力スキルが上がり、何かと面倒見のいい新田。「何でも」ソツなくこなすため頼まれごとが断れず「中学生」なのに「大人の職業(色モノ以外)」をさせられ、どんどん泥沼に沈む瞳ちゃん。当初は物事が判らず粗野だったが、感受性が高く勤労に至福を見出して良い方向に成長していくアンズ(新田同様、親心に共感し現実(ヒナの養護)に戻った時は気の毒に思いました)。未来からの着地点が日本でなく離れ小島だった為に出番も活躍も少なかったマオ。等々・・・
オチが付かずに終わると思ってましたが、案の定。だいぶ先だろうけど2期に続いて欲しいところです。