ストライク さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
販促よりも良いオリジナル
感想
女子高生4人が南極目指す、「友情」「努力」「勝利」じゃないけど、
まぁあと「成長」ってタグも付く感じな話。
リアルに考えると高校生が南極行くとなると、現実的に何か月か学校休むことになるし、下手すりゃ留年。
結構ムリゲーで難しい気がするんですけど。。。(そこは突っ込んだら負けなんですかね?)
正直、南極行く船に乗るまではそんなに面白く感じなかったけど、船に乗ってからは、南極についていろいろ知る事も出来、楽しめました。
それぞれ南極を目指す理由はバラバラで、ちゃんと一人一人掘り下げた話もあり、終盤はうるうる泣ける展開も用意されてて、オリジナルでここまでできてれば良作間違いないデキだったと思います。(えらそーにすみません)
ただ、その泣かせる展開だけど、観る側が制作側の感動させようとする意図を感じてしまった瞬間、どうしても素直に泣けなくなってしまいます。
僕がそう感じたのは11話の日向の過去での件。
元部活仲間に対し、報瀬が日向を想っていろいろ切って捨てる言葉を言う訳だが・・・
あそこは「ざま~」って思う気持ちと、「う~ん」っていう賛成と反対の両方の気持ちが湧き起こりました。
傷つけられた方はいつまでも忘れないように、あの報瀬の言葉は、相手も一生忘れないでしょうねぇ。
だから報瀬の言った事って、相手がやった事となんら変わらない。
やられたからやり返す みたいなのってどうも好きじゃないし、そんなの解決になってないんだよね。
だから100%スッキリしないし、一瞬そこになんか制作側の意図を感じてしまったので。^^;
それでも、大人に交じって女子高生4人がいろいろと苦労し、南極へ行くという困難な目標を達成させるのだから、そりゃ4人の友情や絆は深まるから物語として面白くない訳がなく、最後まで楽しく観る事ができました。
最近は原作ありきのアニメだと、物語の途中で〆る販促作品が多い中、こういったちゃんと完結してくれるオリジナル作品が今後増えてくれると嬉しいですね。
余談
自分は南極といえば 映画「南極物語」を連想し、子供の頃や大人になった数年前にも何度か名古屋港ガーデンふ頭に永久係留されている南極観測船「ふじ」をよく見に行ってます。
まぁ、名古屋港水族館から歩いてすぐの所にあるので、メインが水族館で、「ふじ」はサブで見に行ってますが^^;
勿論、船の中も見学できるようになってて、写真などの展示物もあろいろあります。
あ、あと「名古屋港ポートビル」という、海・船・港などを紹介した海洋博物館をはじめ展望室、講堂、会議室などを備えたビルが「ふじ」隣にあるので、ついでに見に行ってます^^
もし、南極や砕氷艦に興味があって、名古屋港に寄ることがあれば見学する事お勧めしますよ~ ^^