ヒロウミ さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
大好き!大好き!大好きをありがとっ!
タイトルが最終話に刺さる!無毒無害な青春ストーリー。
平凡、でも優しく皆が皆を思いやるステキ世界の物語。オタク好みな百合模様は友情に置換されているから文化祭と○○式は胸熱鉄板でした。
指ストレッチ懐かしい!この作品観てると弾き方を簡単に思い出せそうで久しぶりに楽器に触れたくなった!けど友人に触発され黒夢にハマり人時に憧れて高校時代にバンドしたものだからこの歳じゃあ流石に恥ずかしい過去。黒夢なんてクラスメイトに通じる単語じゃなかったしライヴは黒夢やHi-STANDARDとか色々ごっちゃにやってたのを思い出すと顔から火が出るわ!しかも買ったベースは何故かラルクのtetsuyaモデル(笑)
波乱の無いストーリーは退屈なのだがカワイイから見れる。可愛く無ければ多分見れないのだが。一番ニヤニヤしてたのは修学旅行回でしたね。
このカワイイキャラクターと緩急が少ない等身大日常ストーリーの相乗効果でストレスフリーな作品として見事に成立している。
高校生活あるあるの展開は思わずニヤニヤしながら見ちゃったのだが唯&憂コンビにヤられました。荒んだ目に映る無害な二人。こんな姉妹ならまだまだ見てたい!さわちゃん先生も良い味してました。
デフォルト描写の人体を関節や筋肉を意識した丁寧な動きは絵が生きている。画面上のものが生きてなきゃアニメである必要はないのかもしれない。
このレベルの描写をする会社は少ないだろうし京アニだから全部このレベルの作品って訳ではないが多くのファンが居ることも頷ける。が、以前レビューにも書いたことがあるがカワイイけど美しくない。あくまでデフォルメなので深夜アニメで多くの需要があるからこそでそこに限った界隈での話であって美しく描写されたアニメが評価されないのは物語とその構成の質の問題かもしれない。
それでもずば抜けたカワイイ丁寧な描写のパッケージの商品力の強さは他にはない強みだろう。他の会社が作れば百合色が強いただのJK日常作品となり私のように好まない人間が序盤切りするレベルのものになっているだろうし。ただそのカワイイ描写が他のネガティブ要素を抑えてしまって大きな足かせになってるとも思うけど。
実際この作品の8話ぐらいからかなり中弛みした。夏シーズンが長々ダラダラまぁ退屈。バンド色は薄くキララらしいハートだらけな女の子だらけの日常で3クールは味チェンしないと鼻血出そうなぐらいアマアマ。ライヴしろや!
結局完走したのは熱した牛脂みたいにトロトロな唯が可愛く動いているのでついつい見ちゃったんだけど。ただこのキャラクターでの歌はちょっと勿体無かったなぁ。最終話の歌声で最初からOP歌えば良かったのに。1期EDと2期前半EDが良かった!
OPEDアニメーションは1期2期、OPEDともに秀逸ですね。カワイイもカッコイイもありさすが京アニ。私のツボは2期OPのコォォォォ!って顔のところです!分かる?
なんだかかんだあるようで無く、それでもニヤニヤさせてくれたただの日常。優れた絵と物語の構成で上質な日常ストーリーとなってました。中弛みのところは何かしらスパイスが欲しかったけど。
続編がありそうな終わり方だったのはこの時点では原作が終わってなかったのかな?ちょっとモヤモヤが残る終わらせ方でした。もったいない。
とにもかくにも憂ちゃん神です!米澤さん神です!
事故が起きても声優さんの顔を見ないことをここに祈ります!アーメン!
満足度評価には米澤補正がちょっとだけ入ってます!