![](/img/user/user-nophoto.jpg)
退会済のユーザー さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ああ、そうか!ウエイト制限が無いから「ギア」を付けるのか!!(なんて勝手に思ってるけど、違うだろうなぁ)
「とどまるか、抗うか― あしたを、選べ。 」(全13話予定)
2018.04.27(3話まで視聴)
昨今チラホラと半世紀記念としてリメイクやらリブート作品が多いですね。本作も「あしたのジョー」連載開始50週年記念として、「あしたのジョー」の世界観を大胆にアレンジして近未来風にした格差社会が舞台。ボクシングスタイルも強化外骨格ギアを装着しての殴り合いのようです。ギアについての必要性は色々と物議を醸しだされそうですが、あくまで「サポート」としての役割ですし、結局はグローブパンチなのでコンクリートをぶち抜くような破壊力では無くボクサー自身がくりだすスキルしか出せないようです。
リメイク(&アレンジ)モノというと斜に構えて、ついオリジナルと比較しがちですが、本作は「あしたのジョー」を特に知らなくても入れるように思えます。
オマージュも所々にあるものの全くの別物。かと言ってチープでも無く、こだわりのありそうな画質と今時珍しい(笑)シッカリした作画。まるで劇場映画のような雰囲気。「ビバップ」の様な「こじゃれた感」のある演出。ジャンクドッグ(ジョー)のボクサー特有(?)の「ギラつき」もイイ雰囲気に思えます。
今度のトムス・エンタテインメントは「変」に媚びない出来になりそうかな?(「原案」の重みでしょうか?)
(やたら前口上のある)異能バトルが多い中、久しぶりにこういったガチ肉弾戦モノが見れて結構楽しんでます。
2018.07.03【見せてやるよ。『本物』ってやつをな・・・】
白都コンツェルンの技術開発発展の為の仕込みだったのかは定かではなかったが、ボクシングが「ギア」を付けて当り前になり競技名も「メガロボクス」となった世界。日銭の為に八百長(賭け)試合に明け暮れ、実力を出せず燻りつづける毎日に苛立ちおぼえるボクサー、ジャンク・ドッグ。そして絶対王者、勇利。出会ったしまった二人の男たち。ジャンク・ドッグはリングネームを「ジョー」に変え、ギアレス(ギア無し)でメガロボクス世界王者決定戦「メガロニア」に挑んでいく。勇利の待っているリングに向かって・・・
「あしたのジョー」とは別物なんだけど、色々とオマージュがあったりするとやっぱり色眼鏡で見てしまいがち。話数1クールと限られてるから駆け足気味だった感じです。なのでドラマ重心で試合の熱い展開が少な目だったのがチョット残念。(しかたないか・・・)
ドラマパートも結構見応えありました。南部贋作のままならない事情と苦悩と決意と覚悟とか(サブキャラながら随分と立ち回ってくれました)。白都のお家事情。大きな八百長を仕掛ける藤巻。一体型ギアを外す勇利の肉体的苦痛(力石が減量するアレですな)など。
近年のトムス・エンタテインメント作としては至極真面な出来だったと思います。