あぱぱ さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
「ごめんなさい」の意味
視聴回数は二桁回数。
人それぞれで、さまざまな受け止め方ができる作品です。
主人公、ヒロイン、二人を取り巻く周りの人たちのコミュニケーションが、
この作品を何度も見てしまう鍵になっています。
「ごめんなさい」だけでは伝えきれない「聲」を何度も聞いてほしいです。
世代を問わず、すべての人に鑑賞していただきたい作品です。
特に自分の事が嫌になった時や、自分の周囲を見つめなおしたい時に
視聴すれば、胸の内に変化があるかもしれないと思います。
私は、この作品の人間らしさが共感できます。いいとこも悪いところも。
(余談及び追記)
「ごめんなさい」とは「何が」「ごめんなさい」なのでしょうか?
相手に対して「何が」が伝わらなければ、「ごめんなさい」という言葉は、「負の言葉」として相手に伝わることもあります。
世の中では察しのいい人ばかりではありません。
「何が」を言わなくて伝わるだろうというのは、言った本人の傲慢になってしまいます。
「負の連鎖」は、どんなポジティブな人でも、本人が望んでいなくてもネガティブな思考へ取り込まれてしまうことがあります。
この作品を視聴されいる途中で「負の連鎖」に飲まれてしまうと、作品全体が否定的な視点でしか見られなくなります。これは私の感じた経験です。
上記にも書かせていただきました「ごめんなさい」をすべて「ありがとう」に変換して視聴されると、台詞の意味合いは変わってしまいますが「負の連鎖」から少しだけでも遠くから見えるようになると感じていますので、もし再視聴される機会がありましたら、試していただきたいと願っています。
誰しもが自分の気づかないところで「相手を傷つけているかもしれない」という思いやりの気持ちで接すれば、哀しい想いをせずにお互いに幸せになれると信じています。
肉体への暴力、言葉の暴力、どちらも許される事ではないですが、作品を見ている自分自身が変わらないと、同じ過ちは永遠に減ることはないと思っています。
2024/08/16
日テレ 金曜ロードシネマクラブで放映。
タイミングとして、ここで放映されたのは意図的なのか分かりません。
ただ、大勢の方々に作品を視聴してもらって何を感じるのか良いタイミングだと感じています。
結論は個人で違いますが、視聴して感じた感情がすべてだと思いながら視聴しました。
視聴された方々は、どう感じましたでしょうか。