たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ディストピアを描いているが監督の力量不足
温故知新、ディストピア映画というのは1970年代から現在に至るまでかなり作られていますが、同作者の「虐殺器官」に比べて監督力量不足としか言いようがないほど出来が良くないです。
ハリウッド映画のそういったSF映画を見てないとは言わせません。こういうものを作るに至ってはきちんと歴史を踏まえたうえで、現代的に再構築することに意味があるので、といってもこの題材を選んだ時点で触れないはずがないからです。
「メトロポリス」「少年と犬」「ソイレントグリーン」「時計じかけのオレンジ」「ニューヨーク1997」「未来世紀ブラジル」「THX1138」「惑星ザルドス」「1984」「猿の惑星」「マッドマックス」「ボディースナッチャー」「デューン」「ブレードランナー」「ターミネーター」「トータルリコール」「マトリックス」「マイノリティリポート」などなどほかにもごまんと良い素材になる映画はたくさんあるのに、この演出、作劇じゃあ満足しませんよ。
本当にがっかりしました。