退会済のユーザー さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
言葉に出てこそ言わねども 内心にそこばくの咎あり
私、この作品、何度も何度も 観てて。
なんとなーく『この作品が好きです』って
ずっと言えなかったのだけれど…
私はこの作品が、大好きです。
『桜花抄』
明里ちゃんに逢いに行く時の
電車内での貴樹君の気持ちに 胸が痛む
不安、焦燥、虚無感、そして
「悪意を持った時間」に
13歳の心でよく耐えたね…と
ただ それだけを思う
貴樹君を待つ 明里ちゃんと
明里ちゃんに逢いに行く 貴樹君の
心の矢印は『→←』
心の距離も、『→←』
出逢えた2人は、雪の降る中、枝だけの桜の木を見るのですが
ここで2人の心の矢印が少し変わったのでしょう…
舞い散る桜の花びらは 雪の様に見えたのに
舞い降りる雪は…桜の花びらの様には見えなかった…
今まで世界には2人だけだった、けれど、
2人だけではどうにもできない「不確実な何か」の存在を
知ってしまった瞬間なのではないのかな、と思うのです。
『コスモナウト』
これはですね…
一緒に観た友達が
「コスモナウツ!」と、何度も叫んでいたせい?で、なかなか本気で観れなかったお話でした。
遠野君に想いを寄せる 澄田さん
澄田さんは「お友達」の位置?にいて…
遠野君を待ち伏せしたり、突然遠野君の前で泣き出したり…めんどくさいなぁ、と
ずっと思っていました。ごめんね…
どうも 密やかな「片想い」の気持ち?よく解らないくて…本当に ごめんね
でも
遠野君の目線でみると…違った風にみえる。
「記憶の中の想いのやり場」をどうすることもできず
流れる時間にただ身を任せる事しかできない
それがどれだけ、辛い事か…
高校生の心には重すぎる。
遠野君と澄田さんの
心の矢印は『← ←』で。
遠野君には「好きです」よりも
「大丈夫だよ」が欲しかったのかな、と私は思う。
けど
澄田さんは 言えないよね…
恋しているんだもの
澄田さん いっぱい泣いていました。
好きな人を想って流す涙は 初恋の証
そして
『秒速5センチメートル』
社会人になった遠野貴樹さん。
セクシーが爆発しています(笑)
(いつの間にか、彼の事が好きになってしまっている自分に苦笑い)
「日々弾力を失っていく心が…ひたすら辛かった」
必死に「届かない何か」に手を伸ばす事は
孤独そのものでしょう…辛いよ!
ふと思い出す過去の想い出
出来事は
常に心に刻まれていく。大切な想いこそ忘れる事などできない。
彼は
自身の心と向き合い
答えをみつけたい、と行動に出る。
やっと 歩きだす準備ができたのでしょう
彼の心の矢印が『→←』になった。
最後の彼の笑顔、本当に綺麗だった
笑顔の彼は幸せそうだった
誰にでも
逢いたい人がいる。待ってる人がいる。
誰にでも
新しい出会いがあって、笑顔になる時がきて…
あいたい人がいる。待ってくれてる人がいる。
だから 生きていける。
最後に、凄く気になった事を、ひとつ。
明里ちゃん、鞄を地べたに置くんだね(笑)
私は
絶対鞄は地べたに置きませんよー!
思いが強すぎて。乱文申し訳ない。
最後まで読んでくれて、本当にありがとうございました。
おわり