しゅー さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
うーん、、結末が納得いかない。
なんとも結末に納得がいかないアニメの1つでした…
個人的に一気見して納得がいかなかった点を述べていきます。
一、そうがいきなり現れるゆいを好きになる最後。最初にかおりに告白されて、両思いな前フリがあったにも関わらず、突然現れるゆいを好きになるのが納得がいかない。
一、ゆいが作られる謎やブラックボックスについては一切解決しない最後。SFチックではあるが、こういった不明瞭な点を多く残した作品はあまり納得いかない…
一、そうがかおりに気持ちを伝えただけで事故を回避できると見せかけて、それはそうがかおりではなくゆいを好きになる(そうがゆいを思い出しやすくした?)ことで事故を回避できるという最後。そもそもこれだけで回避?とツッコミたくなるくらいタイムトラベル作品の中では超偶然に頼った設定。
一、ゆいが最後まるで回避が成功することが分かっていたかのように職務放棄する最後。設定が甘いと言わざるを得ない。
一、あいりが不遇すぎる最後。本当に最後まで何もなかった…
一、存在を消したはずのゆいのことをあまり出てこないアイドルが思い出し、天文学会の分岐点を担う最後。どう考えても天文学会の方が関わりが深いのに、彼女が思い出すのは納得がいかない。
一、最後、そうがゆいのことを思い出しかけているような描写がある。これによって、そうがいつかゆいを作るのではないかと思わせるが、ゆいが生まれても、この世界線ではもう二度と過去をやり直すことはない。(タイムパラドックス①)未来を描いた世界線でかおりが目覚め、過去の世界線に影響を受け?収束しているような描写がある。しかし、未来の世界線と過去の世界線ではゆいに関する記憶があまりにかけ離れている(タイムパラドックス②)。これらのタイムパラドックスが最後の最後に急に突きつけられる。タイムパラドックスの解釈自体いろいろあるが、設定がはっきりしない点が残念。①の設定ではゆいやブラックボックスが生まれた点が不可解になるし、②では世界線を収束したいのか別々にしたいのか不可解なので、設定をはっきりさせるべきかと。
以上、ただ納得しない点を書き連ねただけです。
タイムトラベルを題材とした作品はリゼロやシュタゲがありますが、個人的に一番設定が甘いかなと思いました。それに主人公が好きな子を変えるという点がやはり許せない。事故にあうかもしれない可愛くて一途な幼馴染かつ自分も好意があったはずの子を差し置いて、何パッと出てきた奴のこと好きになってんだ的な感じ。誰に感情移入するかで、作品への感想は大きく変わりそうです。