「暗殺教室(TVアニメ動画)」

総合得点
75.9
感想・評価
1170
棚に入れた
7118
ランキング
760
★★★★☆ 3.7 (1170)
物語
3.8
作画
3.7
声優
3.8
音楽
3.5
キャラ
3.8

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ネタバレ

ふりーだむ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

久しぶりの投稿ですよ。ヌルフフフ(・‿・)

原作・漫画(済)
月の大半を消滅させ、一年後に地球をも消滅させるという超生物と超進学校の落ちこぼれ組の生徒達が「暗殺」を通じての成長を描いた作品。

暗殺という単語、ジャンプ作品、漫画単行本表紙の奇妙な顔。
どんなもんかと思いきや、恐ろしく素晴らしい作品でした。
様々な問題や理由で、超進学校の中で蔑みの対象として集められたE組の生徒達は「殺せんせー」と名付けた超生物と防衛庁の烏間、プロの殺し屋・イリーナに「暗殺術」と勉強を学ぶことになる。
与えられたミッションは「卒業までにこの超生物を暗殺する事。」成功報酬100億円。
目標に向かい様々な訓練や指導、経験を積み、同時に本分の勉学にも励む。
作品を通じて生徒達の学力や暗殺術、そして人間的成長見事に描いていました。

学力はエリートクラスのA組を負かすほどに
戦闘力は特殊部隊を退けられるまでに
暗殺を通じて育っていく「命」の重みと守るための力、仲間との絆、殺せんせーとの絆、烏間・イリーナとの絆
生徒たちは卒業の時を迎えた時、大きな代償と引き換えに様々な「人生を生きて行く力」を手に入れている。

学んだ彼らの「本気の殺意」は人生における様々な難題を乗り越える「覚悟」と「自信」に変わる。その成長を本当に見事に描いていて、なおかつ、さまざな場面に隠されている伏線の数々、その回収の仕方も見事。
かと言ってストーリーも小難しくもなく、ギャグを混じえ、面白おかしくもある。
加えて、エリートのA組を負かしたり、一泡吹かせたりした瞬間の爽快感。これも良い。
原作単行本も21巻でバッサリ終わらせるのも個人的にはいい。
無駄にダラダラさせずに卒業でしっかり完結させる。完結のさせ方も見事。

笑いあり、涙あり、友情あり、努力あり、勝利あり、と王道的ジャンプ作品でありながら、他に類を見ない独創性と一昔前の学園ドラマにありがちな泣かせ演出もいい。
はっきり言ってメチャクチャ面白い。

クライマックスはすごく感動し、泣けた、
シュタゲを初めて見た時のような衝撃と感動を思い出した。

原作を忠実に映像化し(若干端折ってたが)、漫画は漫画の良さがあり、アニメはアニメの良さがある。(実写映画はさておき)
本当に近年稀に見る面白い作品でした。

「殺す」と言う言葉。
今のご時世、大変危険な言葉。
しかし、この作品ではその言葉に重みを持たせ、1つの大きなキーワードとなっている。
今の親御さんにはタイトルだけ見たのではあまり受け入れてもらえない作品かとも思う。
ただ、内容は本当に素晴らしい。
授業では教えてくれない、「生きる力」「困難に打ち勝つ力」を教えていると思う。
作者がどのような思いで、この作品を描き、考え、そして何を伝えたかったか。
この作品は、それがハッキリしていると思う。
少年誌ではもったないくらいの中身のある物語だと思う。

物語としても、生徒達個々の個人の問題や、超生物になった経緯、正体、なぜE組に来たのか、なぜ先生なのか、医術の心得、イリーナが来た理由、シロの存在と思惑、学園長の意図、そして死神。
全ての伏線と関係が明らかになった時の見事さ。こういう風に一つ一つ丁寧に描き、まとめて、一本の糸につながると物語に深みが出るよね。これも参った。

やっぱりね、クライマックスのシーン。
思い出すたび泣けてくる。
暗殺者とターゲット。
暗殺という絆で結ばれた信頼関係。
そこには厳しくも楽しいたくさんの思い出と、愛が詰め込まれ、その絆が成就する時、一番辛い別れが待っている。
その思いを押し殺し、最後のひと刺しの後の渚の涙、みんなの涙。多くのことを教えられ大切なことを身をもって教えてくれた殺せんせーの最期。
もう涙は止まらなかった。泣けたよ。出欠を取るのは反則だよ…
「ちはやふる」同様、原作のイメージを壊さず、原作通りに、見事に映像化されていると思う。
それと、なんといっても福山さんの見事な演技。
これに尽きる。これには参った。
凄い。凄すぎる。
この演技があるからこその作品でもあると思う。

個人的に「バクマン。」を見てから漫画やアニメの見方が変わった。
大衆人気があり、長くダラダラ続いている作品や、小難しい理屈を詰め込んで、ストーリーを長引かせ、なかなか終わらない作品もある中、この作品はしっかりストーリーを終わらせて内容も伏線もしっかり描き、バッサリ終わらせる、「バクマン。」の「REVERSI(リバーシ)」のような「作者の意思の通った骨のある作品」だと思います。
友情、努力、勝利のジャンプ作品らしさもある。
傑出した名作とはこういうものだと感じました。

漫画全21巻、アニメ2期計47話
堪能させていただきました。

稚拙で無駄に長い駄文を最後までお読みいただき感謝致します。

余談(本編とは無関係w)
旧知の皆様、お久しぶりですm(_ _)m
約2年ぶりの投稿
疲れたわ〜(制作期間約3日間、実作業時間6時間)全力ネタバレ感想は疲れるわ〜
相変わらず下手だねぇ…長いねぇ(笑)下手さに磨きがかかってるわ。自分で読み返しても読み難いわ(爆)
空白の間、色々な作品を見て来ましたが、この作品とReゼロ、ビビストとユーフォ2期。これらの作品は、いつか感想を書きたいと思ってました。
とりあえずひとつめ。
また時間ができたら、なんか書こうと思う。
(☆︎・ω・)**SeeYou**(・ω・★︎)ノ

投稿 : 2018/04/21
閲覧 : 164
サンキュー:

9

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