こまたち さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
可愛さ胸焼け!さすがの京アニクオリティ!
2017年放送。あ~殲滅したい、そんな作品です。
いわゆる異世界逆輸入作品のひとつです。世界観は同時期放送の『ガヴリール・ドロップアウト』とほぼ同じ。好みを分けるとすれば、ガヴリールはコメディと友情に全力投球していましたが、メイドラゴンは家族の温もりのような暖かさに振り切っていた点ですね。
1人から2人。2人から3人。作中に登場した電車広告の一節ですが、これをなぞる様に孤独な小林さんの家に温もりが溢れていきます。トールやカンナとの交流を通じて小林が暖かさに触れたように、トールも小林やそれ以外の地域の人々との交流を通じて人間という存在を再認識していきます。
2人が出会ったことでより多くの笑顔が、幸せが溢れていく-。そんな暖かさに胸がほっこりすると同時に感動を覚えました。
特に最終話は涙せずには見られませんでした。小林さんのあのセリフはずるいなぁ…。
この作品のもうひとつの良さはヒロインそれぞれの可愛さが引き立ってることです。声優さんの名演技もさることながら、ベクトルの違うカワイイが個性として際立っているのも大きな魅力。
1家に1台メイドラゴン―。なんだかとっても売れそうなキャッチフレーズですね(笑)わたしはもちろんトール推しです。
opやedも出来栄えがかなり良いです。op映像のあのシュールな感じ、大好きです。もちろん歌も。edはあのセリフがリフレインしますね(笑)言わずもがな、あれですよね!
全体的に完成度が高い作品なのでまだ視聴されていない方はぜひ!