Dkn さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
実験的な居酒屋料理アニメ。昔だったら夕方にやってたでしょうね。
楽しみにしてました~♪
異世界食堂がアニメ化した時にはもうやることが決まってて、その頃からファンは二番煎じになっちゃわないの?
…と心配していた訳ですが、心配はなさそうです。
擬音を文字で描写する漫画的な絵作りと、それに合わせた食欲をそそる音(SE)を強調させる音響。
1話が前後編の分割で、その間に料理コーナーや居酒屋探訪を実写でやる情報番組としての面もある。
「異世界居酒屋のぶ」はファンタジー色があまり強くない。
異世界アニメといえどスキルで無双をする系統とはまた違って、現代の技術を持ち込む所謂ローファンタジー。
副題で「古都アイテーリアの居酒屋のぶ」とある通り、固く味気のないジャガイモ(カルトッフェル)や、
ぬるいエール(酒)などが流通する古都アイテーリア。食が現代ほど豊かではないのです。
主人公格は、男女の2人。
料亭の板前だった「タイショー」と看板娘の「シノブ」。
「のぶ」では毎回この2人で各話ゲストキャラをお迎えします。
仕事のできる男と若い女…なにか淫猥な関係だわ。2人の距離感や関係性がどうなってるのか、私気になります。
板前を辞め居酒屋を始めるタイショーと、ある事情で家を出たシノブちゃん。二人のドラマも見所のひとつ。
後にかわいい店員さんも出てきますので未見の方はお楽しみに。
異世界食堂と比べ、居酒屋、ファンタジーの稀薄さ、実写パート、Webアニメ…、層が限定されると思いますが
人間ドラマが老若男女・職業問わず幅広くあり雰囲気も落ち着いてるので大人向け、晩酌のお供ってとこでしょうか。
実写パートのおつまみ講座と居酒屋訪問ふくめ、深夜のCS番組のような別世界を覗き見する楽しさでした。
【最終回後追記】
近いのは、昔やっていたゴールデンタイムのアニメ。
今でこそ飲酒喫煙を深夜に追いやっていますが、2~30年前ならお父さんの晩酌に合わせ夕方アニメでしょう。
なぎら健壱の「のぶ」居酒屋をさがして、良いコーナーでしたね。漫画最新刊も出たのでこれから読もうかな。
そろそろタイショーとしのぶちゃんのエピソードに寄ってくれてもいいのですよ?期待しています(笑)
よーぅし「のぶ」で観たおつまみ作るぞ~。