衛狸庵 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
勝負師の気迫
勝つか負けるかの世界。プロの勝負師という者の気迫が伝わって来ました。
追う者、追われる者、それぞれが背負う物、それはけっして軽くない。
お互い抱えきれないほどの重い物を背負いながら挑む勝負。
正に死闘ですね。
棋匠戦、見ていて熱くなりました。
人間ドラマ系のお話は、退屈なものになりがちだと思うのですが、このお話は一気に見てしまいます。
とても上手に複数のストーリーを関連付けて1つにまとめています。
実に面白く楽しめました。
何と言っても将棋を知らなくても楽しめます。
2期目は「いじめ」をテーマにしたお話もあります。
おおむね良くまとめているとは思いましたが、すっきりしない所が幾つかあります。
苛めていた女の子は悪者として、罰を受ければいいんだと言った先生。
悪い奴なんだから当然の報いだと言うけど、そんなの子も教え諭し救うのが先生の仕事では?
救いようのない奴もいますけどね。
実際多いのは、担任の女教師の様に、言いやすい苛められていた子を責めて自分の責任転嫁をする奴。
まぁ、これじゃ苛めなんて無くなりませんよね。
人格者の学年主任の先生、ズバリと生徒達の前で問題定義した事は良い事だと思います。
見て見ぬふりをしていた生徒達も、結局は苛めに参加していたんですからね。
でも、「やって無い事を証明しろ」は無いでしょ。
それ悪魔の証明ですよ。
まぁ、詭弁を使ってへこますのは良いけど、へたすりゃ逆効果ですよ。
余談ですが、「ちかん」の場合被害者の立場が強く申告するだけで証拠も無いのに訴えられる。
でも「いじめ」の場合はやっている者の立場が強く、証拠があっても白を切って逃げられる。
これって変ですよね。
3期あるのでしょうか?
熱望します。