oneandonly さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
優しい気持ちになれる作品
世界観:7
ストーリー:6
リアリティ:6
キャラクター:7
情感:7
合計:33
小さな頃から、妖怪といわれるものの類を見ることができ、そのため周囲から疎まれてきた夏目貴志。
用心棒の妖・ニャンコ先生と共に、祖母レイコの遺品「友人帳」に書かれた妖怪達の名前を返す日々を送るうち、少しずつ、レイコのこと、妖のことを知り始めていた…。
ある日、ニャンコ先生にそっくりの黒ニャンコ先生に「友人帳」を奪われてしまった夏目は、妖怪達の大切な名前を取り返すため、必死にその後を追う。
妖怪の宴に向かったと聞いた夏目は、自分の危険も顧みず、その宴に向かうとニャンコ先生に告げる。
(公式サイトより)
感動作品を探していて、1期に感動できた夏目友人帳の続編を見ることにしたという経緯です。
序盤にこれまでの設定を説明してくれたので、1期の視聴から大分時間がひらいていましたが問題なくついていけました。ニャンコ先生は夏目のことを毎回食ってやると言ってますが、夏目のことを気に入っているんですよね。夏目は怖がっておらず、逆にデブ猫の容姿を馬鹿にしていて、この2人(?)の関係は見てて飽きないです。
{netabare}序盤は感動するエピソードがなく、雪うさぎが溶けないこと(それでも、アイスノンの上に乗せるなどしていたのは良かったと思いましたし、後で妖力によって溶けていなかったことがわかりました)、森の木の枝に結んだ妖の名前の紙がたった50年で大樹の上のほうに移動していたこと(過剰演出)などが気になったりもしました。
しかし、中盤、夏目が妖を見ることができなくなったあたりから、集中して物語に入ることができるようになり、千津さんと人魚のエピソードにほっこりし、葉のない木々の絵を欲しがる巳弥という妖と満開の桜を描くエピソードに心動かされ、そのあたりから伏線がされていた育ての親である藤原夫妻に妖怪が見えることを伝えられないでいることについて、更に深堀りがされるエピソードを畳みかけてこられました。
同じく能力者である名取さんとその式である柊、ニャンコ先生好きの多軌、秘密を知る田沼、藤原夫妻など、{/netabare}脇役も個性が出てきており、続くシリーズも視聴していきたいと思いました。やはり夏目友人帳は良いアニメです。
(参考評価推移:3話3.6→7話3.7→8話3.8→9話3.9→10~13話4.0)
(2018.3視聴)