ひろぶぅ さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
アニメの方が原作よりも数倍マシです
【物語の評価】
原作コミックから読んでる方は分かると思いますが終盤は作者の迷いが如実に現れはじめてて「この流れからどう終わらせるのか?」と思ってましたが最悪でした。唖然として涙も出なかった。
どれくらい原作と違うのか以下に少しだけネタバレしておきます。
{netabare}まず一番違うのは終わり方。元旦の夜にあきらが「ある決意」を持って近藤のアパートを訪問。プレゼント(手編みのマフラー)と手紙を渡し、その後の悪天もあり泊まろうとするあきらを例によってまじめな近藤は頑なに拒み車で送り返す。帰り際に逆に近藤が用意していたあきらへのプレゼントを手渡し・・・この時点で原作が残り1話となるんですが。。
最終話はいきなりここから6ヶ月先に飛びます。
あきらは陸上部に復帰。自己記録を更新するぐらい見事に立ち直っていた。
しかし近藤はあの元旦に貰った手紙をまだ開封すらして無いらしい。それも自分なりに意図を持って「これでいいんだ」と考えてるらしい。
27歳も年上の好きな相手に、おそらく届く事はないだろうと知っててそれでも次へ進むために必死に書いて渡した手紙。それなのに読んでないって・・・
は?開封すらしないって何だよ。あきらの気持ちすら受け止められず受け流したまま終わり?正直ここが一番ドン引きした。
後はユイちゃんと吉澤の関係。コミックではもう少し二人のやりとりがあり拗れてます。
ユイちゃんが吉澤とデートの時告白するのですがあきらの事が好きな吉澤はユイちゃんをちゃんと振ってます。ユイちゃんはその後少し落ち込んでますが別の理由もありあきらより一足先にガーデンのバイト辞めてます。
余談ですがあきらが元旦の夜の後にどうやってバイトを辞めていくのか等の経緯などは一切触れられてません。
その少し前。大晦日のガーデンで恒例の打ちあげ時に加瀬からユイちゃんが吉澤から振られた事をなじられるとそれに我慢できなくなったあきらは加瀬に「グーパンチ」を一閃、、ともうはちゃめちゃな訳ですよ(笑){/netabare}
こんな原作の終わり方を考えるとアニメ版の製作スタッフは可能な限りストーリーを修正してよくまとめてくれたと感謝してます。
【作画の評価】
ここはそれぞれ好みがあると思いますが自分は好きな方です。
特に無表情な時のあきらのキツそうな目つきとか(笑)
【声優の評価】
皆キャラの雰囲気が出てて良いと思う。特に店長近藤役の平田さん!サンジ渋いッス!
【音楽の評価】
エンディング曲Aimerさんの「Ref:rain」が最高にマッチしてると思う。
聞くといつも泣いちゃいます
【キャラの評価】
必要最小限に出演するキャラを搾り、主人公二人を中心にスポットを当てていく手法は個人的には分かりやすくて好きです