デュフフ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
もし貴様がスパイだったら、敵に正体を暴かれた時は、どうする?
世界各地(日中欧)での帝国軍スパイ活動を舞台とした
1話もしくは2話完結の短編オムニバスミステリー
世界大戦の火種がくすぶる昭和12年秋
帝国陸軍内に秘密裏にスパイ養成学校が設立された
数か国語におよぶ外国語の習得
医学、薬学、物理学、通信技術、
プロのスリや金庫破りの常習犯による実技指導
ジゴロによる女の口説き方まで様々な技術を求められた
だが、信じがたいことに
その中に陸軍士官学校の卒業生は一人も存在せず
帝大など一般の大学を出た所謂地方人によって占められているようだった
過酷な選抜試験を突破したのは
その経歴、氏名、年齢までもが一切極秘事項として扱われた精鋭たち
最終的に8人の学生たちが残った
いや、8人のバケモノたちだ
精神と肉体の極限を要求される訓練を易々と乗り越えた彼らは
創設者である結城中佐の指揮の元、世界各地で暗躍し始める
かくして新たな諜報組織が誕生した
その名はD機関
落ち着いた雰囲気で
短編ですが各話凝った内容で、きっちり話もまとまっており
楽しく見れた
ただ逆に作品全体を通してのストーリー的なものがないので
良作な長編ものにあるような重厚感・奥深さが少なく
あっさりしたテイストとなっており
最終的な満足感には若干欠けた
1話2話 ジョーカー・ゲーム
{netabare}{netabare}スパイ養成学校の設立
『死ぬな 殺すな』{/netabare}
3話 誤算
{netabare}独軍に占領された仏領
記憶を失くす{/netabare}
4話 魔都
{netabare}抗日テロの激しくなり始めた上海
駐在憲兵指令宅が爆破{/netabare}
5話 ロビンソン
{netabare}ロンドン
英国諜報機関に拘束{/netabare}
6話 アジア・エクスプレス
{netabare}新京発~奉天~大連行
走行中の列車内で接触予定協力者が殺害される{/netabare}
7話 暗号名ケルベロス
{netabare}太平洋上ハワイ諸島沖
暗号名“教授”来日の阻止{/netabare}
8-9話 ダブル・ジョーカー
{netabare}風機関の設立
『躊躇なく殺せ 潔く死ね』{/netabare}
10話 追跡
{netabare}身元調査{/netabare}
11話 柩
{netabare}ベルリン
諜報員の死{/netabare}
12話 XX ダブル・クロス
{netabare}忘れられない人がいる
『ばかか貴様は』{/netabare}{/netabare}