dbman さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ティッシュ3枚
原作既読。
見た目が暗く長い黒髪のせいで周りから“貞子”と呼ばれ恐れられていた主人公・黒沼爽子(声優:能登麻美子)が、周囲の誤解を解き友情・恋愛などを通して成長していく物語。
放送当時に視聴した際、終盤で断念していたけれど、先日視聴しなおしたところ全25話を完走。
物語の序盤は至るところで笑わせてくれたりとテンポがよく、中盤あたりまで一気に観てしまうほどに楽しいものとなっていました。とりわけ第6話は、この1期において一番のピークと思われ、まさに表題どおり『君に届け』といったエピソードで涙なしには見られません。私は原作も読んでおり、展開を知っているにも関わらず、この第6話だけで3回も涙が湧き出てきてしまいティッシュ3枚も消費してしまった。
そして、胡桃沢梅(声:平野綾)の完全参戦により物語はさらに面白い展開へと発展していきます。しかしながら、梅ちゃんの登場がなくなってからは少々眠気に誘われるような話ばかりでした。全25話なので中だるみがあるのは仕方ありませんが、ラスボス級のキャラである梅ちゃんを登場させるのがちょっと早すぎたように思われます。それほどにインパクトを残した梅ちゃんの存在感がやばかったw
しかし爽子ちゃん、本当に可愛くていい子すぎる。視聴中に「かわいいw」と何度、クチに出して言ってしまったことかw こんなにも性格の良い子がこれまでボッチだったとは信じられません。あ、逆にこの年齢までボッチだったからこんなにも心が綺麗なままなのかもしれません。
とまあベタ褒めですが、裏表がなくいつも素直なちづちゃんこと吉田千鶴(声:三瓶由布子)や、世話焼きギャルのやのちんこと矢野あやね(沢城みゆき)、完璧超人すぎる風早翔太(浪川大輔)に超絶マイペースな真田龍(中村悠一)と、主要キャラたちはみな心が澄んでいる子たちばかり。これも舞台が北海道ということで悠然たる大地で育ったからなのかな(勝手なイメージ)。
主要人物たち各々のキャラ立ちや人数バランスの良さなどから感情表現も解りやすく見やすいので、この作品が面白くなっている要素として一役買っているかと思います。
ちなみに毎回、その話数のタイトルのどこかにちょこんといるディフォルメ爽子がいちいち可愛かったw
ということで、また爽子ちゃんに癒されに第二期である『君に届け 2ND SEASON』へ行って参ります!