dbman さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
FUUKO AFTER STORY
誰が言い始めたか『CLANNADは人生』とはよくいったもので、涙なしでは観られない物語。
メインは主人公・岡崎朋也と古河渚、そしてその子供である岡崎汐に加え、渚の父・古河秋生と母・古河早苗らによる家族の絆物語であることは紛うこと無き事実だし感動させられっぱなしでした。
そんなシリアスに展開していくストーリーのなか、笑いという名の癒しを提供してくれた女神的存在・伊吹風子(声:野中藍)に釘付けでした。
風子が登場する回はどれも自分的神回だったけれど、特に第20話での風子はやばかった。汐を取り巻き朋也と繰り広げられる会話は漫才さながら、その内容は割愛するが、帰り際に当たり前のように汐と一緒に帰ろうとするオチまで用意されていたことに爆笑しっぱなしでした。
また違うシーンでは、汐がひとりで散歩しているときに偶然出会った風子。その手にはなぜかおでん。二人は会話しながら歩きそれなりに時間も経過し、場面は病院の前に変わるのだが、やっぱり一口も食べられていないおでん。「どういうことなの!?」と画面に突っ込まずにはいられなかった。ほとんどの視聴者はそんなとこ見てないし気づかないであろう細かすぎる演出(風子のひとりコント)に脱帽。
風子について綴っているだけで他アニメのレビューが数本書けてしまいそうなのでこの辺までにしておいて…。的外れにドヤ顔するし、変人すぎるし、天然すぎるしで、これほどに魅了されたキャラクターはあらゆるアニメにおいて私的愛すべきキャラTOP3に君臨しております。
なお風子のことばかり綴りましたが、物語全般も大好きで青森にあるあの菜の花畑など実際に2010年の5月に巡礼へと行ってきたくらいにこの作品を愛しています。