クワル さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ガンダムの精髄はこの作品じゃないかな
「戦争の悲しさ」や「双方にそれぞれの正義がある」ということ。
これがガンダムのテーマだと思っているんだけど、それが一番うまく、かつコンパクトに表現されているのがポケ戦だと思う。
08MS小隊にも同じことが言えるけど、あっちは若干ハッピーエンドっぽい感じなので。二人くっついてるし。
初めは軍のバッジに目を輝かせていたアルと、最後に学校で泣いているアル。一人の少年の成長物語というだけでは言い尽くせない、重い作品だった。
「ポケットの中の戦争」というタイトルが、不思議なほど馴染む。
自分が泣いたのは、バーニィのビデオシーンじゃなくて、一番最後にアルが泣き出すシーンでした。
{netabare} 「今度はもっとすごい戦争が起きるぜ」と楽しそうに言う周囲の子供たちの無邪気さと、「戦争の悲しさ」を思い知ったアルとの対比…。{/netabare}