ダビデ さんの感想・評価
3.6
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
そうだ、ランボーを観よう!
響けユーフォニアム、聲の形と素晴らしい作品が続いて観ていた中での、京都アニメーション大賞受賞の京都アニメーション作品ということで、かなり、期待して観ました。
作画は、やはり、女の子の描写はさすがと感じました!
声優さんもキャラクターに合っていたと思います。
画を観る作品としては、かなり高評価だと思います。
物語は、傷痍軍人で人の心を知らなかった主人公の少女が、代筆業で、人の心を知っていくストーリー。
ただ、ストーリーは、なんていうか、期待していた分、がっかりしてしまったというのが率直な感想です。
一話完結中心のアニメとして、日常系と感情に欠陥を持つ主人公の成長の話であるとすれば、まとまった、落ち着いた話が続き、感動系の話がちりばめられているので、そういう視点・観点からは良かったのかもしれませんが、13話のトータルの物語としては、感動話としても、残念ながら、いまいちな感想です。
以下、野暮な視点だと思いますが、
{netabare}
義手には超高度の技術があるのに、通信や移動手段、タイプライターは第一次世界大戦頃の設定で、でも、義足は普及していない?。
民間の代筆屋が国家間の条約(?)の締結の文面をタイプする。
主人公の女の子一人が、多数の訓練を受けているはずの兵士に勝る。
でも、口径不明のライフルの銃弾で、腕が飛ぶ。
腕二つ飛んで、応急処置があったのだとしても、出血多量にはならない。
感情がポンコツから、突然、王女の恋文の代筆するまでに成長していて感情が芽生えるところの成長の描写が主題とする物語でもない。
ちょっと、残念に感じてしまうと、せっかくの画も、アラ探しをしてしまう目になってしまい、カレアのネックレスが静止なのが気になってしまう(これは、他の作画が素晴らしい分、目がいってしまっただけなのだと思いますが。)
{/netabare}
のようなことを気にしてしまいました。
きっと、物語が、期待どおりだと、そのようなところは気にならなかったのだと思います。
アニメを期待していたため原作を読んではいませんので、原作のストーリーがアニメになじまなかったのか、13話にまとめるのに適していなかったのか、脚本や演出からなのか、単に、私の感性がずれているだけか(この可能性が高いことは否定しません。)分かりませんが(原作を読んでも問題点を絞り込める能力は私にないですがね。。)、率直な感想としては、「残念かな~」ってものでした。
勝手に、高い期待を抱いていたところに責があるのだと思いますけどね。
とりあえず、ランボーとランボー2を観て、帰還兵の話のフラストレーションを解消したいと思います 笑