shino さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
リンダ リンダ
トムスエンタテインメント制作。
肉体とギアを融合させた未来型ボクシング。
この時代の最高の娯楽であるようだ。
頂点の証メガロボクストーナメントに向けて、
それぞれが始動を始める。
名前も市民IDもない非合法ボクサー、
ジャンクドッグは未だ地下ボクシングのリングにいた。
乾いた空気感とSF設定でビバップな印象。
主題歌の入りが興奮を呼び覚ます。
ジョーが持つ時代を超え語り継がれる、
崇高な「勝利への執着」「敗北の美学」を、
テクノロジー込みの拳闘でどう描くのか?
楽しみでもあり不安でもあります。
2話視聴追記。
音楽と効果音が心地良く響き、
ワセリンの匂いまでこちらに伝わってくる。
{netabare}開始10分のシャドーボクシングは白眉。
この一瞬ですべてを理解した。{/netabare}
それは人を殴り倒すための「拳」だ。
9話視聴追記。
ここにあるのはやるかやらないかだけだ。
{netabare}噛みついたら離さない野良犬の生き様だ。
人生の分岐点で勇敢にも立ち上がる。{/netabare}
あしたを選ぶ生き様とはそれだけで闘争なのだ。
最終話視聴追記。
最高の瞬間を生きる「生の肯定」、
この今を詰むっていい言葉ですよね。
{netabare}最後の文字だけのカットが素晴らしい。{/netabare}
最終戦はもう少し描くべきでしたが、
それでも称賛を贈ろうと思います。