かしろん さんの感想・評価
3.8
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
良くも悪くもマクロスな映画
ゼントラーディとの戦争を終え、新たな大地を求め、宇宙に旅立つ人類。
その中の一つ、超長距離移民船団マクロス・フロンティアに一人の歌姫が降り立つ。
「銀河の妖精」と称される、シェリル・ノーム。
そんな彼女に憧れを抱きみんなに歌を届けることを夢見る少女、ランカ・リー。
歌舞伎の名門の血を受け継ぎ、天才女形として嘱望されるも、空を夢見、パイロットを目指す早乙女アルト。
マクロス・フロンティアを舞台に、新たな三角形が描かれる・・・
TV版マクロスFをベースに新たなストーリーとして再構成された劇場版の前編。
物語:マクロスは「VF、歌、三角関係」があればマクロスなので物語とかは二の次三の次。
内容はTV版を基礎としながら、同じ事象でも劇場版の事情に合わせた内容に変更。船団同士、利害がぶつかると色々ありますわね、みたいな。
やってることは単純なんだが、どうしてもTV版を念頭に見てしまうため、1度目の視聴では設定が頭の中で混線してしまい理解しきれない。フロンティア船団とギャラクシー船団は仲良しではないのね、という理解をして、2度目を見ると良いかも。
作画:オープニングのシェリルのライブ及び戦闘シーンから文句無しのスピード感。マクロス独特の動体視力の限界に挑む戦闘シーンは必見。全編にわたりライブと戦闘シーンはさすがである。
だが、問題は日常シーンで、所々にガッカリするシーンが。(シェリルとアルトがセグウェイみたいなのにのってフォルモに行くシーンなど。奥に行くのにキャラをちっこくしていくだけって、どういう手抜き)
声優:全員素晴らしい。まめぐも巧くなったもんだ。ストーリー的に聞き所、となると厳しい。
音楽:音楽がダメだとマクロスにならない。
ユニバーサル・バニー、オベリスクの2大曲を始めシェリル劇場満載。ランカのCM曲も耳に残る。劇中歌どれも良い。劇中曲も良い。素晴らしい。
キャラ:個人的にはシェリル一択。
ED曲だけイマイチ耳に残らず、なんだよなぁ・・・
この後のアルバム収録曲でまめぐが歌うSongbirdがすごい良曲なだけにちょいと残念。