テナ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
人と人の気持ち紡ぐ
「私は愛しているをしりたいのです」
愛とはなんなのか、案外簡単で難しいのかもしれませんね。
愛を知りたくて人と人を手紙で繋ぐお仕事を始めたヴァイオレット…いい意味で言うなら素直な子で悪い言い方をすれば空気が読めない女の子
人の気持ちが上手く理解出来ない彼女は毎回の様にお客を怒らせてしまいます。
失敗続きで、どうして怒られてるのか、どうして怒るのか解らない様なそんな感じです。
でも、そんな彼女は色々な人の気持ちに触れてみて感じで成長していきます。
その中で様々な思いが出て来るのですが、1話1話がどれもいい話で私は感動してしまいました^ ^
成長した彼女に次の試練が降ります。
それは恩人であった彼女の慕う少佐の死と言う真実。
これは1話からあかされているのですが、ヴァイオレットには真実を伏せてあるので彼女が初めて真実を知ったのはこの時。
周りは優しさで少佐の死をヴァイオレットに隠していた事を知ってしまうのです。
そんな彼女は誰を責める事も出来ず塞ぎ込んでしまうのでした。
この時、彼女はそんな優しさと真実で苦しんでいたのでしょう。
でも、そんな彼女は、ある事をキッカケに踏み出す事を決意します。
ラストは戦闘シーン…ん?確かにヴァイオレットは軍人さん出身だけれど、べつに戦闘シーンじゃなくてもいいんじゃないの?と思うシーンでした。
しかし、そんな戦闘シーンを見ていて個人的に感じたのは命令で戦っていたヴァイオレットが自分の意思で誰も殺さないと決心して戦う…個々に彼女自身の成長が現れたもぅ一つのエピソードなのかもしれません。
当時は何も分からなかった彼女。
少佐の気持ちも上手く伝わらないで、解らないで理解出来なかった。
でも、彼女が向き合った色々な人達の気持ちを知って周りの人の優しさを感じて成長した答えが、この戦闘シーンにあったのだと思いました。
少佐の兄に命令を跳ね除け自分の意思で生きて歩む事を決めたヴァイオレット。
ラストシーンのドアを開けた先にヴァイオレットが見たものはなんだったのでしょうか?
私には少し驚いて何か希望を見たそんな表情に思えました。
そして、続編が決まりました。
案外今回綺麗に纏まったみたいな気もするのですが続編…少し大きく期待して続編を楽しみにしたいと思います。
絵はかなり綺麗で物語も凄く良かったように思います(´艸`)*
ただ見ていて辛くなるように思える作品でもありますが最後まで見てよかったと思える作品でした。
色々な人に見てもらいたい作品です。