でこぽん さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
美琴ひとりじゃない!仲間がいる!それが素晴らしい
このアニメは、御坂美琴とその仲間たちが活躍する心温まる物語です。
前半部は、美琴のクローンであるシスターズの物語です。
ここでは、とある魔法の禁書目録の主人公である上条当麻が活躍します。
美琴は、クローンの提供元となり、しかも研究施設を破壊したことで、『当麻から怒られる!嫌われる!軽蔑される!』と覚悟していました。
でも、当麻は、そんなことしません。
それどころか、美琴のことを心配します。美琴を守ろうとします。
美琴のために、当麻は勝てるはずもない相手と戦います。
そして、体がボロボロになりながらも、決して弱音を吐きません。
『涙を流している子がいて、そのそばに自分しかいないのならば、どんな状況であれ、その子を守ってあげたい』
それが当麻の信念です。
当麻の願いは、「美琴に笑顔になってもらいたい」、ただそれだけでした。
後半部は、人工的につくられた少女フェブリにまつわる物語です。
ここで美琴は、仲間に協力を求めます。
危険にさらされるかもしれない。場合によっては死ぬかもしれない。
だから美琴は、今までは仲間に協力を求めませんでした。
白井黒子や初春飾利、佐天涙子は、快く美琴に協力します。
もちろん危険を承知のうえでの協力です。
『美琴が一人で動き回るのを心配するよりも、一緒に行動したい』
彼女らは常にそう思っていました。
だって彼女らは美琴の友達だから。
友達ってそんなものだと思います。
このアニメは、友達の大切さに気づかせてくれます。
みんなで成し遂げることの大切さをうたっています。
確かに超能力のバトルシーンや、キャラクターの可愛さでの人気もありますが、
それよりも、美琴や黒子たちが持つ温かさや優しさが私は好きです。
欲を言えば、黒子や初春、佐天さんを、もっと前半部で活躍させてほしかったですね。